【再逮捕】シャワー浴びる30代女性を盗撮
昨年12月初旬、与論島で盗撮事件の被疑者として逮捕された男が、別の事件で再逮捕された。
▼詳細記事は以下からご覧いただきたい
記事を要約すると以下となる。
鹿児島県警察本部は、57歳の男を、女性のシャワー中の姿を小型カメラで盗撮した疑いで再逮捕
被害女性は30代で、海遊び後に顔見知りの男の自宅を訪れていた
男は容疑を否認しており、別件捜査の過程で今回の疑いが浮上した
▼1度目の逮捕について執筆したnote
本noteを執筆しようと思った理由
本noteで一番伝えたいことは、再逮捕そのものではない。
この一報を受けて私の頭に浮かんだのは「なぜ与論島では犯罪が少ないのか」という問いだった。
与論島での犯罪認知件数について
私の地元、与論島は鹿児島県最南端の離島。
人口約5,000人の信号機が島に1つしかない、のどかな場所である。

今回、再逮捕を受けて、改めて与論島の犯罪認知件数について関係機関が出しているデータを調べた。
以下は、鹿児島警察本部が公表している犯罪データ(PDF)である。
参考:令和6年中 市町村別の犯罪発生実態 鹿児島県警察本部 生活安全部生活安全企画課
要約:与論町の犯罪発生状況(令和6年)
人口約4,954人に対して、刑法犯認知件数は1年間で19件(町全体)と非常に低い水準
近隣の町村と比べても、犯罪認知件数・率は上位ではなく、人口あたりの認知件数が小さい方に位置している
つまり、与論島の犯罪率は低い。
与論島の犯罪率が低い理由:私の考察
ここからは、私の「感覚」による考察である。
読者の方はコメントで、ご意見をいただきたい。
結論から伝えると、与論島の犯罪率が低い理由は「コミュニティ内の "見守り機能" が働いているから」である。
優しい表現を使うと「見守り機能」
インパクトのある表現を使うと「監視機能」
見守り機能(監視機能)=周りの目、近所の目、ということ。
東京と与論島の感覚の違い
私は普段、与論島在住ではなく、東京に住んでいる。
東京ではマンションに住んでいるが、両隣・上下、顔も知らないし、何なら挨拶も交わしたことがない。(一回も会ったことがない)
つまり、都会での生活は近所付き合いがなく「見守られている」感覚も「監視されている」感覚も無い。
だが、与論島に帰ると、スーパーに行っても、食堂に行っても、カフェに行っても、居酒屋に行っても、ほぼ100%が顔見知りがいる。
「どこにでも誰かがいる」が当たり前の世界で育った私は「見守り機能」の存在に意識なく育った。
だがよくも悪くも「人に見られている」という感覚を私は大人になるにつれ、徐々に感じ取ることになる。
そして、大人になったことで、完全に強く感じ取った。
刷り込まれている「人の目」への意識
仮に私が与論島で窃盗でも性犯罪でも良いが、罪を犯したとしよう。
その場合、私はもう二度と島に戻れない。
そして、場合によっては、家族も島から出なければならない。
それはなぜか。
極端な表現を使うと、島の全員が「誰が何の罪を犯したか」を知っており、島に居づらくなるからだ。
実際に私の友人の父親が、自宅に放火をした結果、保険金詐欺で捕まり、一家で引っ越している。
そして、このニュースは、あっという間に島中に知れ渡った。
上記で紹介したように、与論島での犯罪認知件数は少ない。
犯罪認知件数が少ないからこそ、1つの犯罪のインパクトが大きいため、犯罪が起きると「島の噂」になり、多くの人が知ることになる。
事実、与論島に住んでいない私の元にも、島民からLINEやDM等で、島で起こった犯罪・問題がタイムリーに届く。
ただこれは、与論島に限った話ではない。
地方出身者との会話の中で「田舎って、全員とは言わないまでも、大体顔見知りだよね」と聞くと、合意が得られることが多い。
(統計を取ったわけではないが)
また、娯楽が少ない離島は「噂話」がパチンコと並び、大人気のエンタメとなるため、犯罪情報が拡散しやすい側面もある。
島民同士の見守り機能のメリット・デメリット
与論島に根づく見守り機能は、犯罪抑止や困った人を早く助けられるという地方における大きなメリットを持つ。
誰かの異変にすぐ気づき、声をかけ合える環境は、子育てや高齢者支援においても心強い。
一方で、行動が可視化されやすく、失敗が噂として広がりやすい側面も否定できない。
ただし重要なのは、監視ではなく配慮として機能させること。
互いを縛る目ではなく、支える目として育てていく姿勢が、島の安心感を守る鍵になる。
まとめ:島民同士の見守り機能を「配慮」とする視点
与論島に根づく島民同士の見守り機能は、犯罪の抑止や異変への早期対応につながり、安心して暮らせる土台となっている。
顔が見える関係性だからこそ、子どもや高齢者にも自然と目が行き届く。
一方で、行動が可視化されやすく、噂が広がりやすいという息苦しさも併せ持つ。
だからこそ、監視ではなく配慮として機能させ、互いを守り合う関係へ育てていく視点が欠かせない。
今回の再逮捕の一報を受けて、考えたことだ。
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