見出し画像

【フェリートラブル】台風で飛行機に乗れなかった時にした3つのこと

台風でフェリーが遅れ、飛行機に乗れなかった。

それだけ聞くと「じゃあ次から飛行機にしよう」と考える人は多いはずである。実際、私も先日、まさにその状況に陥った。しかし結論から言えば、慌てる必要は一切なかった。必要だったのは、正しい手順を知っていることだけである。

本noteは、フェリーが遅れ飛行機に乗れなかった時に、助かるノウハウ記事。

今回乗船した「クイーンコーラルプラス」

「詰んだ」と思った瞬間

鹿児島県最南端の離島「ヨロン島」から沖縄・那覇行きのフェリーに乗船する前、係員から台風の影響で船が1時間遅延するという知らせを受けた。予約していた那覇発羽田行きの飛行機には、間に合わないことが確定。頭をよぎったのは「詰んだ」の言葉だった。

私はヨロン島出身だが、現在の自宅は東京。ヨロン島→沖縄・那覇→羽田、
この乗り継ぎルートを逃せば、自宅に戻れなくなる。そう考えると、余計に焦りが増した。

会社員時代にたたき込まれた「先を読む」動き

ここで役に立ったのが、前職のNTTで20年近く積んだプロジェクトマネジメントの経験である。大規模案件の現場では、想定外のトラブルは必ず起きる。大事なのは起きないようにすることではなく、起きた後にどう動くかを事前に設計しておくこと。(少々大げさに言っていることは理解している)

この考え方を旅先でもそのまま応用した。順番はこうである。

① まず飛行機会社(今回はスカイマーク)に連絡し、フェリー遅延でフライトに間に合わない旨を伝え、振替を依頼する
② フェリー会社(今回はマリックスライン社)に連絡し、遅延証明書の発行を依頼する
③ 宿泊先を即座に確保する

実際、スカイマークにはチャット窓口から問い合わせ、遅延証明書があれば無料で翌日便に振り替えられることが判明。マリックスラインにはヨロン島からフェリーに乗船する前に電話をかけ、当日中に証明書をメールで送ってもらう約束を取り付けた。ホテルも定宿にしている那覇のビジネスホテルを、その場で4,000円台で確保できた。

発行してもらった遅延証明書(名前部分は消しています)

離島の交通はある意味ギャンブル

ここで一つ、地方創生の視点から伝えたいことがある。離島路線というのは、そもそも便数に余裕がない設計になっている。フェリーが1本遅れると、その日の飛行機、翌日の予定、下手をすれば仕事の納期にまで影響が及ぶ。これは観光客だけの問題ではなく、島に暮らす人間の生活そのものに直結する構造的な課題である。

ヨロン島観光大使として島の情報発信を続けてきた立場から言えば、こうした実務的なノウハウこそ、旅マエの情報として届けるべきものだと感じている。「フェリーは危険だから避ける」という短絡的な結論に飛びつく前に、まずは対処法を知ってほしい。

フェリーも値上がりが予定されているとのこと

それでも、フェリー旅は好きだ

今回の一件を振り返って、フェリーをやめて飛行機一択にしよう、とは全く思わなかった。フェリー旅は移動そのものが非日常であり、私にとっては数少ない癒しの時間でもある。夜、寝台の窓から見える景色も、甲板で潮風を浴びる時間も、飛行機では味わえない旅の一部である。

台風でフェリーが遅れても、慌てないでほしい(私は思いきり慌てたけれど)。正しい手順さえ知っていれば、それは詰みではなく、ただの想定内である。そしてぜひ一度、フェリーに乗ってヨロン島に来てほしい。

▼関連記事はこちら


いいなと思ったら応援しよう!

ジャッキー いただいたチップは子供の頃から大好きなラムネを買う費用にさせてもらいます!休憩時間にラムネを食べるのが至福の時間なんです...。