🪐星空解説と心:一番星の定義(他人の価値観を大事にすることで得られるもの)
筆者は、心理学を専攻していたのと別に、学芸員資格も持っており、全国の博物館、美術館、科学館を数百施設廻っています。
天文学、人の歴史、文明、生物学、芸術から学んだことで、心の支えになる話、心が豊かになる話をたくさん見つけました。人の心理に繋げて、そのようなお話もしていけたらと思います。
今回は、星空解説(一番星の定義)と他人の価値観を大事にすることで得られるものの話です。
1.一番星として見つけやすい星は?
🪐惑星
都会ですと、街明かりで、見える星が限られますので、一際明るい星を一番星として認識しやすいです。
1等星より明るい星、惑星を一番星として見つける事が多いでしょう。
主に、金星や木星、または火星、土星を見つける事が多く、水星は、日没後の短い時間しか見られない事と、低い位置に見えるため、建物がない開けた場所でないと見えませんので見つけづらいです。
金星:−4等級(明るい時は−5等級程度までになり、1等星の100倍以上の明るさ)
木星:−2.8等級(−2.94等級に達することもあり、1等星の約38倍の明るさ)
火星:−3.0等級
水星:−2.4等級
土星:−0.5等級
🌟1等星
また、その季節の1等星を一番星として見つけやすいです。まだ暗い星は見えない明るさの中、1等星が一番初めに輝き始めます。
春なら、スピカ。
夏なら、ベガ。
秋は、1等星がフォーマルハウトしかなく、位置も低いので、見つけづらいです。
冬は、明るい星がたくさんありますが、シリウスは、1等星の中でも一番明るく、−1.46等級となります。地球から見ると惑星の土星より明るく見えます。
2.宵の明星ってなに?
一番星として、宵の明星(よいのみょうじょう)があげられる事が多いと思います。宵の明星とは、日没後の西の空に輝く金星のことです。
金星は地球よりも太陽に近い軌道を公転しているため、常に太陽の近くに見えます。そして、宵の明星として金星が見える時期は、限られています。例えば、
2025年内は7月頃から12月頃まで西の空で観測できます。
その前には、2024年8月から2025年3月頃まで、
さらに前は、2023年の1月ごろから7月頃まで見えていました。
実は、期間限定だと知ると、とても貴重に思えますよね。
3.一番星の定義とは?(他人の価値観を大事にすることで得られるもの)
プラネタリウムに行くと、分かりやすさのために一番星を決めている解説の場合もありますが、
とあるプラネタリウムに行った時、「一番星は、あなたが一番に見つけたものが一番星」と解説していました。日が落ちていく様子を見つめる人は多いから、金星=宵の明星を一番星として見つける事が多いかもしれませんが、全く違う方向を見つめていた人は、別の惑星や一等星を一番星として見つけるのです。
そうやってプラネタリウムで皆で一番星を探したら、他人の価値観を大事にする、どちらが正しいということはないという事を心から理解できた気がしました。
頭の後ろに目はついていませんから、見ている方向以外は気付けないし、もし、自分と違う方向を見ている人がいたら、自分とは別の一番星を見つけていて、
「お互いの見つけた美しい一番星が輝き出した様子を、共有し合えたらもっと素敵だな」と、違うからもっと素敵だ、と思えたのです。
違うから対立するのでなく、それぞれが違うことを楽しんでお互いの価値観を教え合えたら、自分ひとりでは見られなかった世界も知る事ができます。
言葉で他人の価値観を大事にしよう、と言い聞かせるより、星空を見たほうが、スッと心に入って理解できることもあるのだと思います。
少しでも星空に興味を持っていただけたら、日没にあなただけの一番星を探してみてください。
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写真の引用:https://www.pakutaso.com/20230101010content-199.html
