「根拠のない自信」は必要なのに"ずうずうしい勘違い"と解釈してしまった その理由とは?
雑談から始まる哲学
〜これでいいのだゼミナール始まりますよ〜
皆様、ごきげんよう。
台風の影響ありませんでしたか?
地震の影響はありませんでしたか?
日常の中でふと出る"違和感"ほど、あとから頭に残るものはありません。
今日も昨日の居残り組との雑談から始まる哲学として
小さな引っかかりから始まるお話です。
■こんな場面、ありませんか?
雑談の中でこんな問いが出ます。
「もしベーシックインカムの時代になったら、仕事する?しない?」
その時、すぐにこう答える人がいます。
「します」
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その瞬間、私の中に出てきたのは
かなりストレートな感情でした。
「ずうずうしい。」
「勘違いしてる。」
「自惚れじゃないの?」
⸻
■待てよ🫷
でも少し間を置いて、気づきます。
「これって、根拠のない自信じゃないか?」
⸻
人は
「できる保証があるから挑戦する」
のではなく
「できるかもしれない」
という、まだ証明されていない自分への期待があるから
前に進めるものです。
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未来はわからない。
AIがどこまで進化するかもわからない。
それでも
「私は社会から必要とされ続ける」
「だから私は仕事をする」
こう考える人がいたとしたら。
それは
根拠のない自信です。
そして私は、それを心から肯定します。
⸻
「素晴らしい。」
そう思い直しました。
⸻
■でも疑問が残った
ここで終われば良かったのです。
でも私の頭の中には、まだ小さな疑問が残っていました。
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「なぜ私は最初に皮肉が出たのか?」
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AIと対話しながら、自分の感情を観察してみました。
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■AIと相談して気づいたこと
こう答えてくれていたら、と考えてみます。
「私はAIにはできない仕事をしている。
ベーシックインカムの時代がいつ来るかはわからない。
その時、私に仕事があるならば、仕事はする。」
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もしこう言われていたら。
私の中に皮肉は出なかった。
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つまり問題は「します」という答えではなく
私の側にありました。
⸻
■皮肉の感情の正体
その人のことを私はこう見ていました。
* AIの進化を知っている人
* ベーシックインカムの議論も知っている人
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だから私は無意識に期待していた。
「その前提を踏まえた上での言葉が出るはず」
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でも出てきたのは「します」の一言だけ。
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私の中でこう処理されました。
「思考が止まっている。」
⸻
それが皮肉に変わった。
でも本当は
それは相手への期待を
私が勝手に作り上げていただけでした。
⸻
■この違和感の正体(心理の仕組み)
心理学的に見ると、ここにはある"ズレ"があります。
Curse of knowledge(知識の呪い)
これは一度ある情報を理解すると、
それを知らない人の感覚が分からなくなる現象です。
⸻
つまりこういうことが起きています。
* 自分にとっては「当然つながる思考」
* でも相手には「そこまでつながっていない」
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その差が埋まらないまま言葉だけを見ると、
こう感じやすくなります。
「情報はあるのに、なぜそこまで思考しないのか?」
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■さらに起きていること
人は無意識にこう見ています。
* この人はどこまで考えているか
* どのレベルで未来を捉えているか
* 情報をどう統合しているか
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その結果、頭の中ではこんな"採点"が走ることがあります。
* AI理解:◯
* 未来認識:△
* 思考の統合度:△
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そして最終的に残る印象。
「思考が止まっているように見える」
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■ここで生まれる本音
ここまで来ると、感情はかなりシンプルになります。
「なんでそこまで考えないの?」
そして時にそれは
「バ○ なのでは?」
というかなりストレートな感情に変換されることもある。
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🔳哲学
ここで哲学者カントの言葉を借りてみます。
Immanuel Kant
「人は、自分が持つ認識の枠組みを通してしか世界を見られない」
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私は相手の「します」を見ていたようで
実は
"AI時代は仕事そのものが変わる"
という自分の前提フィルターを通して
相手を裁いていました。
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問題は相手の答えではありませんでした。
まず先にあったのは
自分がどんな前提で世界を見ているのか
そこでした。
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■整理するとこうです
根拠のない自信
→ 未来を考えた上で、それでも自分を信じる
ずうずうしい勘違い
→ 未来を考えず、現状の延長で確信する
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この二つは、似ているようで全く違います。
⸻
そして今回私が最初に感じた皮肉は
相手がどちらだったかではなく
私が相手をどちらだと決めつけたか
の話でした。

いつものようにゼミが終わり近くのカフェへと移動する。
みんなの前にコーヒーが並び
すると
ひとりのゼミ生がぽつりと言った。
⸻
👧「私はAIには出来ない仕事をしているから、
ベーシックインカムの時代がいつ来るかはわからないけれど、
おそらく仕事はしているでしょう。」
と答えたら
今回のゼミの内容は少し変わりましたね。
だからその人が「します」だけの答えで良かった(笑
そして
「それを言っちゃおしまいだよ」

そして、少し間を置いて笑う。
まあ、そういう日もある。
これでいいのだ🤗

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
誰にも否定されず、誰とも比較されず、
自分の言葉を出しても安全な場所。
価値観でゆるやかにつながる仲間がいる場所の
ナビゲーターと直接繋がる課外ゼミ・居残り組。
もしこの記事で
「ずっと気になっていた」
「そろそろ一歩踏み出そうかな」
と思われた方がいたら、
居残り組・哲学ゼミ寄り道カフェへの
静かなご連絡をお待ちしています。
次回も居残り組との会話を記事にいたします。
お楽しみくださいませ😊
それでは、ごきげんよう。
『これでいいのだゼミナール』
寄り道カフェ居残り組とは


