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高野山で大日如来様とご縁を結んできた

高野山の春季胎蔵結縁灌頂に大切な友人と二人で行ってきた。
6年前、色んな環境が大きく変化して、心身ともに不安定だった時に比叡山星祭りの護摩行に行こうと最初に誘ってくれた友人。

壇上伽藍 根本大塔

転職、密教、大学入学と人生のターニングポイントの前に、必ずなんらかの重要な示唆をくれる、感謝しきりの不思議なご縁。
その頃は思想や哲学としての「仏教学」に興味はあっても、信仰としての仏教にはほとんど興味がなかったけれど、いざ比叡山天台宗の護摩行に参加してみると、その迫力と力強さ、包まれるような温かさが同居するような感覚にものすごく心打たれて惹かれるものがあった。

結縁灌頂が行われる金堂

護摩行のために向かおうとしたのは、飯室谷不動堂だったが、二人とも初めての比叡山で、道を間違えてしまい、不動堂ではなく無動寺に行き着いてしまった。でも、無動寺不動堂を前にして、目の前ほんの数メールのところに小さな虹が出てたのを見て、これも何かのご縁と感動しながら御堂に入って護摩行を受けた。その帰り道、山の麓にかけて大きな虹がまた出て感極まったのを今でも鮮明に覚えている。

昨年秋に一人で高野山に赴いて金剛界結縁灌頂を受けていたので、これで金胎両部の仏様と結縁させて頂いたことに。
ここ半年の怒涛の浄化を体験したあとに受けた灌頂は、秋に受けた時と全然違って感じた。
秋に受けた時は、なにか少しだけ恥ずかしいような白々しいような冷めた感覚もあったのに、今回は自然と感謝の気持ちが込み上げてきた。
いつ、どんな状態で誰と行くかで感覚がこんなに違うのかと改めて驚いた。
結縁灌頂は何度受けても良いとのことだし、自分自身を客観的に俯瞰するために参加させて頂くのも良いかもしれないと思った。

壇上伽藍の東塔と根本大塔

結縁灌頂とは仏様の世界を表す曼荼羅に向かって華を投ずることにより仏様と縁を結び(結縁)、阿闍梨様から大日如来の智慧の水を頭の頂より注いで(潅頂)頂くことで、心の中に本来そなわっている仏の心と智慧を導き開く儀式を指す。
金剛界は金剛頂経系思想を根本として、大日如来の智の表面を表現し、我々の菩提心と仏の智慧を表し、胎蔵(界)は大日経系思想を根本として我々が本来持っている菩提心・理性が大慈悲の万行によって長養される世界を表す。

古来の神仏習合が今も残る清浄心院の神棚。
裏山の稲荷・弁財天・大黒天社

そして今回宿泊させて頂いたのは清浄心院さん。
天長年間(824〜834)に弘法大師空海により草創され、初め喜多坊と称されるが、 後に勅命により現院号である清浄心院に改められた。
建築様式は金剛峯寺の参考となった大釜のある台所をはじめ、清浄を極め、簡素にして優雅な高野山伝統の造り。
金剛峯寺に有事があった際、この清浄心院が高野山の中心となるように金剛峯寺の機能の全てがコピーされ、金剛峯寺から最も遠い場所にあるのだそう。

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