Day02 ぬくもり|夫に守られている、小さな炎
触れることを拒まれた記憶。
触れることを強いられた記憶。
その両方を携えて生きるわたしは、いまだに夫への触れ方がよく分からない。
夫は「無理しなくていいよ」と言う。
でも大きな手のひらは、時々「今、手をつなぐ時だよ」と教えてくれる。
一緒に暮らし始めて5年が経った。
二人掛けのソファの真ん中にはミニテーブルがある。
クイーンサイズのベッドの真ん中には抱き枕がある。
でも食事はベンチ型のイスに並んで食べる。
「おやすみ」の前に抱きしめあう。
ひと言では説明できない、二人にしかない距離感。
わたしにはこれがとても心地いい。
夫はたぶん、もっとベタベタしたいんだろうけど(笑)。
わたしからあげられる「ぬくもり」は小さな炎のようなものだから、吹き飛ばないようにそっと守ってくれているのだと思う。
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