大昔、私が若いころは、男はデートのとき、あらかじめ店の下調べをしたものだが、いまは、スマホがあるから、予習しなくても、その場で何とかなると慢心する。
5月7日
これも書こうと思っていて、忘れていた。恵比寿で、若いカップルとすれ違った。カフェからちょうど出てきたところで、店の前で立ち止まって相談していた。
「これからどうします?」と女の子。
「どうしよう?」と男の子。
「〇〇(店の名前)とかは?」
「いいね!」
「場所、わかります?」
「いや。名前だけ」
(チッ)舌打ちする女性。
大昔、私が若いころは、男はデートのとき、あらかじめ店の下調べをしたものだが、いまは、スマホがあるから、予習しなくても、その場で何とかなると慢心する。
でもスマホを出して、道で、お店を検索する数分間が、女の子から見たその男の子のポイントを左右することもあるのだ。たぶん。
もちろん、カップルの親密度にもよるし、女の子のタイプにもよる。
がんばれ、男の子。
藤枝静男さん「田紳有楽」をことあるごとに再読する。純然たる私小説作家の藤枝さんが書いた、一風変わった荒唐無稽な幻想小説で、今では一部の文学マニアしか手にしないだろう。何度読んでもよくわからないところがあり、読み返してしまう。
1976年発表。この小説に出てくるユーカリが気に入って、店名の一部に据えたブックカフェを知っている。
その夜、デヴィッド・バーンの新作(といっても、昨年発売だが)「フー・イズ・ザ・スカイ?」を聴いた。
バーン、御年73歳。ジャケットはアレだが、相変わらずのバーン節。グルーヴィで、親しみやすく、ポップ。


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