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中之島香雪美術館/「土田ヒロミ写真展 ヒロシマ・コレクション」に行ってきた

中之島香雪美術館。
いつも企画が面白く、関西に来て出会ったお気に入りの美術館のひとつ。
戦後80年という節目に開催された展覧会。概要と感想を。


土田ヒロミ写真展 ヒロシマ・コレクション

2025/6/23(土)〜2025/9/7(日)
中之島香雪美術館

戦後をテーマとして写真作品を撮り続けてきた写真家の土田ヒロミさん(1939-)。そのライフワークのひとつとも言える、広島平和記念資料館の被爆資料を撮影した作品の展覧会。

駅から美術館に向かう通路にて
入り口

展覧会内容と感想

被爆資料の撮影にあたり、土田は、徹底して私的な解釈や情緒的な自己表現を避けようと努めてきました。悲劇的な形象や象徴性を強調するのではなく、身近な衣類や日用品など、資料そのものを記録することに徹し、誰もが認識できる記号的性質を重視しているのです。一方で、それらの記号の下には資料にまつわる具体的なエピソードが写真と同等のものとして添えられます。そうすることによって土田は、80年前に広島で起きた大惨事が、現在の日常につながっていることを示唆しようとします。

中之島香雪美術館 展覧会紹介のみどころより

上記のみどころをあまり読まないまま先に会場で作品を拝見。作品のキャプションには、〝ただただ、事実が〟書かれていた。
その、今では〝被爆資料〟と呼ばれている、もともとは大切な誰かの服や持ち物が、どういう経緯でその誰かが手に入れ持っていたか、あの時どうやって見つかったか、どんな状態だったか。そして持ち主はどうなったのか。
作家さんや学芸員さんなど、展覧会関係者の主観が無いことで、見る側の想像力が大切となってくる。勿論私も想像した。
元の持ち主の方々は、
さぞ、さぞ、苦しく悲しく悔しい思いがあっただろう。そして、それら資料となったモノたちを時が来るまで大切に保存したり、やがて資料館に寄贈したりした、家族たちの愛は深いものだったのだろう。
自分や自分の人たちがもしも同じことになったら…とは考えたくもないが、そんな非情なことが、実際に起きていたのだ。

今回の作品、真っ白な背景に資料が一点ずつ写されていて、それが手に取ることができるのではないかと思えるくらい立体的に見えた。
それがまた、引き込まれてしまう理由だろうな。すごい技術だ。

まとめ

私はきっと戦争について知ることに、積極的な方ではあると思う。広島や長崎、沖縄などの資料館へ訪れ、様々な記録や文献を読む、お話を聞くなど、できる限り学びを続けている
…と思っているだけで、分かった訳では無いだろう。
引き続き、知っていきたい。世界の片隅で。

こうして展覧会として、知る機会を作って下さったことに感謝を。
多くの人が、こちらに訪れますように。

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