パティシエが週4勤務をしながら間借り営業の準備をする話-4-;屋号の話
今回は進捗の話でなく、ずっと悩んでいた屋号のお話を💡
なんだかんだで10年くらい前から
どんな店名を付けたいかな、とは朧げに考えていました。
お菓子と言えばフランス語で店名付ける人が多いよな〜、
という先入観があったのでフランス語は逆に嫌だなぁ、とか
リストランテでの勤務も長かったり、イタリアンでのサービスアルバイトの経験もあり、イタリア菓子も好きだからイタリア語もいいかな?とか
ラテン語、英語も色々と見てみたり。
本を読んでて響きがいい単語があればメモにも書き溜めて。
その中でも、初めて見つけたときからいい響きだな、と思っていた言葉が
「item」 イテム いてむ
です。
語源はidem(イデム)で、ラテン語で 同じ・同様に、といった意味。
私の好きな小説家の原田マハさんの本の中で、確かこんな言葉が出てきたんですよね。
読んだのは5年以上も前だったかな、、確かロマンシエという小説だったかと。
他にも候補はあって、
ルテティアとか、ル・パスタンとか。
でも、文字にしてみた時、声に出して読んでみた時、言葉の響き具合もろもろ含めてやっぱりitemがいいな!となりました。
これから作るお菓子も、誰かに贈られる時間も、この名前と一緒に歩んでいく。
そう思うと、より一層身が引き締まります。
「item」という名前が、誰かの日常に少しだけ寄り添えますよう。
美味しかったな
また食べたいな
そう思ってもらえるようなお菓子を、一つひとつ丁寧に作ろう。
なくても生きていけるけれど、あれば幸せになれるもの。
単なる「食」ではなく
体験であり、食感であり、時間であり、そして記憶になるようなものを。
