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「良くも悪くも」 (リーグ第4節・京都サンガF.C.戦:0-1)

割引あり

 失点場面に繋がったパスミスは、橘田健人が出したボールによるものだった。

 記者席から見ていた印象では、車屋紳太郎がリターンパスを受けるポジションにいないことで橘田のバックパスがずれてしまい、前線に残っていたラファエル・エリアスに渡ってしまった現象のように思えた。

 要は、出し手の橘田健人ではなく、受け手となるべき車屋紳太郎がいるべき場所にいないことでパスミスになったのではないか、という見方だ。その場合、車屋の位置を認識せずにパスを出した橘田の判断ミスであると同時に、リターンパスを受け直すためのポジションを取っていなかった車屋にも一因があることになる。

 サッカーにはミスがつきものだ。
そこで起きるミスというのは、大きく分けて技術のミスと判断のミスに分けられる。水準以上の技術を備えているプロの選手の場合、その多くは判断によるミスになる。

 そして判断によるミスが起きる理由は、大きく分けると、三つになる。
プレーにおける選択肢が複数あることで、判断が遅れてミスすること。いわゆる、見えすぎてしまって起きる判断ミスだ。もう一つは、選択肢が一つしかなくて、その判断を潰されて起きるミス。残りの一つは、選択肢自体がないことで判断が出来ずに起きるミスだ。

 では、この場合はどうだったのか。

 こういうときは、選手に「何が見えていたのか」を尋ねることが一番わかりやすい。試合後のミックスゾーン、険しい顔つきで現れた橘田健人を呼び止めて、「あれは車屋紳太郎がいると思って出したつもりが、そこにいなかったことで起きたパスミスだったのか」と聞いてみた。

 そうではなかった、と彼はあのワンプレーの背景を述べ始めた。

※3月3日に守備に関する考察を追記しました。
■「初めての組み合わせが多かった。連携面でちょっと洗練されていなかったのはあります」(伊藤達哉)。気づけば3試合連続失点。少し気になる守備の話。


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