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今年最後のアイスコーヒーを飲みながら

秋分の日を境に外の気温がガクッと下がって過ごしやすくなった気がする。
クーラー必須な気温から、あれ?なくても大丈夫じゃ……くらい。
そんな気温の乱高下。
私は比喩ではなくゾクゾクしていた。クラクラもしていた。

熱でも上がるのかと思いきやその気配はなく代わりに眉間と頬骨のあたりの鈍痛。

来たか……来やがったか副鼻腔炎ヤツが。
彼との付き合いは小学生の頃から。もう30年以上になるか。
鼻炎持ちの私はしょっちゅう彼に悩まされ振り回される。
季節の変わり目は特に彼は私を悩ませにやってくる。

あいにく昨日は祝日。近所のかかりつけ耳鼻科は休診日。
今日になって、朝、息子を学校に送り出し朝一番で駆け込む。

向かう道、空を見上げる。
灰色がかったライトブルーと白とオレンジが織りなすキラキラとした早朝の空。
今日も私はスマホのカメラを空に向けた。

治療を終え、薬局で薬を受け取り、家に帰って処方された薬を水で喉に流しこむ。
なぜだか眠くなった私はつい先程まで布団の中にいた。
今日が休みでよかった……心底そう思った。

そんな気温の乱高下で私はふと思う。
「アイスコーヒーも今年最後になるだろう」と。
冷凍庫から氷を出しグラスに入れる。
湯を沸かし、コーヒーをドリップする。
湯を入れた瞬間カラカラカラと氷が溶けていく音がする。
こころなしか切ない響きだった。

飲みながらこうしてキーボードを叩き、これを書いている。
季節が変わっていくのは好きだ。特に秋が私は一番好きだ。
季節の変わり目に私を振り回しにやってくる『彼』を除いては。

さて、日付を書き間違えた手帳を修正テープで修正して書き直そう。
誰が見るわけでもなし、いいだろう。


――私はペンケースの修正テープに手を伸ばした。

#なんのはなしですか  

今日もお読みいただき、ありがとうございました!


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