フリーランスで一つの仕事を長く続けるコツについて話したい
ぼくの会社員生活はだいたい2年ほどで終わってしまった。
26歳のときにフリーランスになって、それから起業するまでの7年間、しばらくフリーランスのITエンジニアとして働いていた。
自分でもよく思い返すのだが、よく続いたな、と。
7年の間、いろんな案件を受けて淡々と仕事をする日々だったが、この間ちょっと不思議なことが起きている。
一つの案件を受け持つ期間がだんだんと長くなってきているのだ。
短気で根性のないぼくが一つの案件を4年もつことなど、まったく想像していなかった。
会社員の頃のように、案件受け持ってから1ヵ月くらいで飽き始めて、3ヵ月で「辞めたい辞めたい辞めたい」と呪文のように念じ始めて、心を病んでしまうだろうと思っていた。(幸運にも鬱病になったことはないのだが)
高いお金を払ってもらっている
フリーランスになってからも、「この案件辞めたいな」と思ったことがなかったわけではない。
ただ、それなりにお金をもらっていたのもあって辞めるわけにはいかなかった。現場の人たちも期待してくれていた。
たぶん、この「それなりにお金をもらっていた」というプレッシャーが良い方向にはたらいたのが理由の一つだろうと思っている。
「これだけあなたに予算割いてるんだから結果出してよ!」
と暗に言われてる気がして、結果出さないと申し訳ないから辞めない、辞められない。
単純に高いお金を払えば人が集まり、離職しにくくなると考えるのは安易かもしれないが、雇われる側の視点で考えるとほどよい緊張感を持ちながら仕事ができるという効能はあると思う。
自分に合った人がいる
その案件の発注元の会社はとても良い人たちばかりで、正直運がよかったのもある。
案件ガチャという言葉をよく耳にするが、引きが良かった。
年を重ねて思うことだが、仕事の内容がよほど劣悪でない限り、
仕事の内容よりが自分の目指すものであるとか、高い給料をもらっているとか、そういう理由よりも、
一緒に働く人が自分に合っているという理由の方が、仕事が長続きしやすいと思う。
一緒に働いている人が良かったから、当初あまり気の進まなかった仕事もだんだん好きになっていってました☆彡
みたいな流れは普通にあると思うし、良い流れだと思っている。
とはいえ、この流れの中で「いや、これはぼくのやりたかったことなんだろうか?」などと考え始めてしまうのが人間の性。
でも、良い人に恵まれていればそんな自分の将来も相談に乗ってくれる人がいるわけだし、やはり人に恵まれるというのは人生においては大事なことなのだと思う。
こういうことを学んだのもフリーランスになってからだ。
窮地を救っている
知り合いの経営者に言われた一言。
『長く信頼してもらえる秘訣は顧客の窮地を救うことだ』
— いろはまる@オートメーションエンジニアCEO (@irohamaruRabbit) May 30, 2024
との名言をいただいた
なるほどな~と。
たしかに4年以上続いている案件も、1年目にエグいくらいきつい開発のお仕事があって、何日も夜中まで作業した。
それだけ顧客としては重要なミッションだった。
ここで結果が出れば、会社としても大幅予算UP。社運をかけて社内業務の自動化を押し進めるというミッション。
これを達成するためにアサインされたのがぼく。プレッシャーはあったけど何とかうまくいき、今でも重要なインフラとして機能している。
この件があってから、急に信頼されるようになった。
正直自分から手を挙げてやったことではないので、これも運が良かっただけなのだが…💦
顧客に大きなバリューを与える仕事を最後までやり切ったという実績が、その後の数々の案件に繋がっていった感覚はたしかにある。
ぼくが思うこと
ぼくは「同じ仕事を長く続けたい!」と始めから思っていたわけではない。
嫌なことがあったり、嫌な人がいたら即辞めようと思っていた。
この判断軸は間違っているわけではないと思う。
いま思うのは、顧客と自分との間にギブアンドテイクの関係が保たれていることを実感しているときに仕事を長く続けられるのではないか、と。
どうしても、自分の成果=お金と考えてしまいがちで、顧客との関係は無機質なものと思いがちだ。
特にフリーランスの立場だと与えられたタスクをこなすことがミッションなので、自分も顧客もやって当たり前だと思ってしまいがちだ。
ドライな関係を続けるのも一つの仕事のやり方だとは思うが、恩返しの関係を意識的に保っていくというか、感謝してその分尽くすという意識をお互いが持てるといいんじゃないかなぁ、と。
