そのスキンケア、バリアが壊れたままやってるかも。10秒セルフチェック【前編】
「保湿してるのに乾く」
「なんとなく肌が不安定」
「化粧品がしみるようになった気がする」
これ、これまでの記事で何度も話してきたことなんですが、 全部「バリア機能の低下」が原因かもしれないんですよね。
でも、自分のバリア機能が今どういう状態なのか、 ちゃんと確認したことってありますか?
今日は、お家で今すぐできる バリア機能のセルフチェックをやってみましょう。
この記事は前後編に分かれています。
前編(この記事) では、セルフチェックと「なぜそうなるのか」の詳しい解説をお届けします。 後編 では、チェック結果をふまえた具体的な改善方法をお伝えする予定です。
まずは自分の状態を知ることから、一緒に始めていきましょう。
■ この記事を書いた人 iroha
・スキンケア迷子を10年以上経験した当事者として執筆
・美容知識をゼロから独学で習得
・読みあさった美容関係の書籍100冊以上
・実際に試したスキンケアアイテム100本以上(合わなかったものも含む)
「・原因から考える美容」をテーマに発信中
なぜ「バリア機能」をチェックする必要があるのか?
これまでの記事で何度も伝えてきましたが、 スキンケアは「土台」が整っていないと、何を塗っても活きません。
その土台の中心にあるのが、バリア機能です。
皮膚の表面、角質層という薄い層がバリアの役割を担っていて、 ここが乱れると肌内部の水分が蒸発しやすくなり、乾燥を招くとされています。
つまり、バリア機能が壊れている状態でどれだけ「攻めのケア」をしても、 土台がないまま積み上げているようなものなんですよね。
なのでまずは、自分の今の状態を知ることから始めましょう。
10項目セルフチェック
以下の項目、当てはまるものはいくつありますか?
正直にチェックしてみてください。
▢ 肌に触れるとカサつきや乾燥を感じる
▢ 保湿してもすぐ乾く、肌がつっぱる
▢ 化粧品がしみる、刺激を感じやすい
▢ 赤み、かゆみ、ヒリつきが出やすい
▢ 肌荒れを繰り返しやすい
▢ 白い粉をふいたようになる
▢ メイクのりが悪い、肌がごわつく
▢ 洗顔後に10分ほど何もつけないと強くつっぱる
▢ 季節や環境の変化で肌がゆらぎやすい
▢ 乾燥が顔全体または部分的に続いている
0〜2個 → 今のところ、バリア機能は安定している状態だと考えられます。今のケアを維持しつつ、たまにチェックしてみてください。
3〜5個 → バリア機能が揺らぎ始めているサインかもしれません。後編の改善方法を、できるところから取り入れてみてください。
6個以上 → バリア機能がかなり低下している可能性があります。スキンケアを見直すと同時に、生活習慣からの立て直しを意識してみてください。
各項目の「詳しいチェック方法」
チェックした項目について、もう少し詳しく見ていきましょう。 自分がどのタイプに近いか、確認してみてください。
「つっぱり・乾燥」系(1・2・8番目)
詳しいチェック方法: 洗顔後、何もつけずに10分間放置してみてください。
このとき、角層の水分量が減少すると肌表面が乾燥し、ざらついた状態になり、外からの刺激に敏感になりやすいとされています(皮膚科の解説より)。
10分後、頬や口周りが「つっぱる」「カサつく」と感じたら、 バリアが薄くなっているサインです。
「刺激・赤み・かゆみ」系(3・4番目)
詳しいチェック方法: いつも使っている化粧水を、コットンではなく手のひらでつけてみてください。
「染みる」「ピリッとする」感覚があれば要注意です。
バリア機能が低下すると皮膚表面近くまで痒みを感じる神経線維が伸び、外からの刺激に敏感になり、ちょっとした刺激でも痒みを感じやすくなるとされています。
これまで平気だったアイテムで急にしみるようになった場合は、 アイテムが変わったのではなく、肌の状態が変わった可能性が高いです。
「肌荒れの繰り返し」系(5番目)
詳しいチェック方法: 直近1〜2ヶ月をふり返って、肌荒れの頻度をメモしてみてください。
「月に1回程度」なら様子見でOKですが、 「常に何かしらの不調がある」状態なら、 バリアが回復する前に次のダメージが重なっている可能性があります。
「白い粉・ごわつき」系(6・7番目)
詳しいチェック方法: 明るい場所で鏡で肌を確認してみてください。
角質層の水分や保湿成分が減少して隙間ができるとバリア機能が低下し、角質の一部が剥がれ落ちて粉をふいたようになることがあるとされています(皮膚科専門メーカーの解説より)。
これは、ターンオーバー(肌の生まれ変わりサイクル)にも乱れが出ているサインなので、 セラミドだけでなくナイアシンアミドも意識すると良いタイミングです。 (くわしくは記事末尾の関連記事もあわせてご覧ください)
「季節・環境でゆらぐ」系(9・10番目)
詳しいチェック方法: 季節の変わり目(特に乾燥する秋冬・エアコンを使う夏)に、 肌の調子がどう変化するかを記録してみてください。
エアコンの風や乾いた外気にさらされると角質層の水分が減少し、バリア機能が低下しやすいとされています。 季節要因に左右されやすい人は、その時期だけ保湿を強化するなど、先回りの対策が有効です。
「複合型」——いくつもの系統にまたがって当てはまる人へ
ここまで5つの系統に分けて説明してきましたが、 実際には「つっぱりも、赤みも、白い粉も、全部ある」という人、 少なくないと思います。
実を言えば、これが一番多いパターンです。
バリア機能はひとつの症状だけが単独で出ることのほうが珍しく、 水分が減る→刺激に弱くなる→ターンオーバーが乱れる→粉をふく、 というように、症状同士が連鎖して悪化していくことが多いんですよね。
複数の系統にチェックがついた人は、 「どれか1つを直せばいい」という考え方ではなく、 「土台ごと立て直す」という視点で見ていくのが近道です。
目安としては、こんな感じで捉えてみてください。
2系統にまたがる → バリア低下の初期段階。早めの立て直しが効きやすいタイミング
3系統以上にまたがる → バリアがかなり弱っている状態。生活習慣からまとめて見直す必要あり
全系統に近い → スキンケアを変える前に、まず引き算(こすらない・落としすぎない)を最優先に
「あれもこれも気になる」という状態は、 裏を返せば「原因はひとつに絞れる可能性が高い」ということでもあります。
個別の症状を追いかけるより、 土台であるバリア機能ごと立て直すほうが、結果的に近道になることが多いです。
まとめ
バリア機能が低下しているかどうかは、 セルフチェックである程度把握できます。
当てはまる項目が多いほど、 「アイテムを足す」より先に「土台を立て直す」ことが必要なサインです。
「自分が何個当てはまったか」を、ぜひコメントで教えてください。
後編では、この結果を踏まえた 具体的な改善方法を、生活習慣を中心にお伝えします。
「7〜8時間眠れない」「夜遅くにしか食べられない」 そんな現実的な制約がある人ほど読んでほしい内容です。
スキンケアに悩んでいる人に届いてほしいです。 「役に立った」と思ったら、スキやコメントいただけるととても嬉しいです。
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