僕とお友達になっていただけますか?|『陛下、今日は何を話しましょう』

(2026-01-04現在)
学習院で始まった友情 ──学友だけが知る天皇陛下の素顔
本書は、学習院初の外国人留学生として出会い、20年以上にわたり家族ぐるみで親交を深めてきた著者が、豊富なエピソードと未公開写真を交え、陛下の知られざる素顔と人柄を温かく綴るエッセイ。
「はじめまして。私はアンドルー・B・アークリーです。オーストラリアから来ました。僕とお友達 になっていただけますか?」
その一言から始まった、天皇陛下との友情。
学習院で同じ地理研の部員として活動した日々や、東京外国語大学の留学生として再び来日し、交友を深めたエピソードが綴られている。
著者が朝の連続テレビ小説『なっちゃんの写真館』にドイツ人青年将校役で出演した時には、小さな役にも関わらず
でも、陛下は『なっちゃんの写真館』を見ていらしたようです。放送後、お会いしたときにニコニコしながら「ご活躍のようですね」とひやかし半分にほめていただいたのが、うれしいやら恥ずかしいやら。
そういえば、あるとき、所用で秋篠宮さまにお電話をかけたとき、「ちょうど今、アークリーさん が出演されたテレビ小説の再放送を観ていましたよ」と言われたこともありました。
ご家族でチェックされていたり。
秋篠宮様のご成婚後に、親しい友人で集まったガーデンパーティーでは、お酒に強い陛下が珍しく酔っていたエピソードも。
陛下もお好きな日本酒をはじめ、チャンポンでかなりの量をお飲みになっていたと思います。途中 で陛下の目が一点を見つめたまま動かなくなったのに気づいて、私が「殿下、大丈夫ですか」と声をおかけしました。
すると、「う~ん」と言われたきり、黙ってしまわれました。それからすぐに別室に向かわれ、お休みになられたようでした。
その後、パーティーがお開きになる頃に秋篠宮様ご夫妻が駆けつけ
しかも、手にはタイのメコンウイスキーをお持ちになっていました。これは秋篠宮さまのお気に入 りのお酒。タイのメコン川に棲息する「メコンオオナマズ」の調査・研究のためにたびたびタイを訪 れていらしたので、そのときに手に入れたものでしょう。サトウキビと米を主原料としたスピリッツ で、アルコール度数は35度と高めです。
最終的には、当時の陛下のお住まいであった東宮仮御所から、秋篠宮邸へハシゴして飲んだ、という、御学友ならではのエピソードが満載の1冊。
オーストラリアからの留学生だった著者
著者は アンドルー・B・アークリー
アンドルー・B・アークリー (Andrew B. Arkley)
1958年、オーストラリアのメルボルン生まれ。中学生時代、父の国連勤務のため、1971年 にスリランカ、1973年にジャマイカに、それぞれ一年間滞在。1975年、国際ロータリークラブの交換留学生として学習院高等科に留学。浩宮徳仁親王(現・今上天皇)とご学友に。いったん帰国後、文部省(当時)の学部国費留学生として東京外国語大学に入学し日本事情を専攻。卒業後、 オーストラリアに帰り、鉱山会社のリオティントに就職。東京丸の内の子会社に転勤となり、再び来日。その後、オーストラリア外務省に出向のため、帰国。1986年に再来日する。元日豪音楽交流 協会会長、元オーストラリアビジネス協会副会長。1993年、徳仁親王と雅子妃のご婚約にあたり、 海越出版社より『ぼくの見た皇太子殿下』を出版。現在は日本語のコミュニケーション能力を活かし、 知人が開設した内科クリニック・メディカルクリニックあざみ野の事務長を務める。
出版社は すばる舎
発売は 2019年04月
既刊1巻。完結済。
面白かったエピソードがいっぱい!
KindleUnlimitedで読めるし、そんなに厚い本じゃないし、是非読んでみて!な、1冊なのですが。
上皇陛下、美智子様、秋篠宮様、紀宮様、みんなご一家が気さくで優しいエピソードが満載。
特に年齢の近い秋篠宮様は、あらすじにも引用したようにメコンウイスキー持って現れたり(笑)
天皇陛下が成年式で行われる「加冠の儀」の時には
後で聞いたことですが、この日、陛下は寝坊してはいけないと、枕元に五つもの目覚まし時計を置いていたそうです。加冠の儀を翌日に控え、どれほど緊張していたかがしのばれます。陛下らしいほほえましいエピソードだと思いました。
目覚まし時計5個(笑)! っていうか、誰か起こしてくれるものではないの⋯?
ご友人のメンバーのひとりである柳澤孝次さんが乗ってきていた一九五三年型ベンツに秋篠宮様が興味津々で、柳澤さんが運転なさってみてくださいと申し上げて、秋篠宮様が赤坂御用地内をドライブするエピソードでは
秋篠宮さまは柳澤さんをベンツの助手席に乗せ、しばらく赤坂御用地内をドライブされていました。その間、なかなか帰ってこられない秋篠宮さまを心配して紀子さまが出てこられたことは、私たちにとってさらに予想外のうれしいハプニングとなりました。
なんか、普通の夫婦のようなご様子が面白かったです。
若干気になったのは、巻末の天皇陛下の年表で
昭和57年 22歳 11月27日 お忍びで皇居1周早朝マラソン。
と、あったけど、先日読んだ彬子女王殿下の『赤と青のガウン オックスフ ォード留学記』の「【特別寄稿】 父・寛仁親王の思い出」で、父である寬仁親王殿下が赤坂御用地のまわりをウォーキング中に職務質問された(!)というエピソードで
その次の日。たまたま父がトレーニングに出かけられるのと、私が家に帰るタイミングが重なった。前から側衛を従えて歩いてくる人は、黄色のジャンパーに赤の野球帽、サングラスをかけて口にはマスク。手にはペットボトルをもっていた。皇族にはみえないのはいうまでもなく、明らかにアヤシイ。そんな父をみて、あのときの機動隊員はとても職務に忠実な人だったに違いないと確信したのである。
というのを思い出した(笑)
皇族の方は皇居の周りをマラソンしたり、ウォーキングしたりするのだろうか⋯?
こんなに皇族方のエッセイが面白いなら、大本命『テムズとともに ──英国の二年間』も行くしかないわよね。
勢いで買ったので、楽しく読みたいと思います!
📚Threadsもひっそりやってます📚
Xとは別で「😻役に立たない読書日記😻」って名前で、読んで楽しかった本の感想とか、気になる本のことをふわっと先出しでつぶやいてます。
日常のどうでもいいおしゃべりもたま〜に。
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