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とにかく本の話をしよう!たまがわBOOKフリマ当日

やっと迎えた、たまがわBOOKフリマ当日。
本好きの娘が、この夏の猛暑で疲労困憊。手伝いができなくなってしまった。そんな時…

「俺が行く!本のことは分からないけど」
かわりに、BOOKフリマ出店の手伝いにきたのは夫だった。

夫は本を読まない人であったが、昨年、急に本を貸してほしいと言い、数カ月をかけて有川ひろさんの『阪急電車』を読了。今は伊坂幸太郎さんの『アイネクライネナハトムジーク』をこれまた数カ月をかけて読書中。

超遅読だが、仕事と家事は早い。私は反対に本を読むのは早いが、作業はゆっくり。性格も正反対で、向こうはせっかちで繊細、こちらはのんびり屋でわりと大雑把。

「今日はアイリスさんが店長だからね、しっかりね」とプレッシャーをかけてくるので、「じゃあ、あなたは営業部長だね」返すと、夫は営業職なのでメラメラとやる気に満ちた顔になった。

たまがわBOOKフリマの素晴らしいところは、本と釣り銭と値札などを持っていけば、すぐにお店がひらけるところだ。

商品台になるテーブルとテーブルクロスと椅子、本棚になる木箱は、ショッピングセンターで用意してもらえるので、持っていく重いものは本くらいで身軽だ。だから車がなくてもお店がひらける。わが家には車がないので、電車で二子玉川に来た。

1時間ほどで開店準備ができた。私は初めての場所で、妙に緊張してしまっていた。そんな私にさらに追いうちをかけてくる営業部長。

「店長、手が震えてるよ」
「!!」

その指摘でさらにテンパる。もう!
営業部長をかるく睨むと、落ちつかなければ…と思い直す。

こんな時こそ本だ。私はBOOKフリマで、皆さんに手渡す本をみつめる。この日のために選書してきた本たち…

BOOKフリマにもってきた単行本10冊

今年の本屋大賞の『カフネ』は温かい涙が流れ、読んでよかった…と思った作品。その後、阿部暁子さんにお会いしたくてサイン会に行き、2冊持っていたので出品。

私は若い頃、小説をほとんど読んでいなかったけれど、本屋大賞第一回の受賞作、小川洋子さんの『博士の愛した数式』は買って読んだ。小説をあまり読まない人でも、本屋大賞はインパクトがある。そんな狙いもあった。

それから直木賞候補作の『ブレイクショットの軌跡』は、現代の社会の闇と光を描いた作品で、構成が秀逸。今、誰かに早く読んでほしい!と思った作品。

また、『中学生から知りたいパレスチナのこと』『ガザ日記』こちらは小説ではないけれど、パレスチナ問題、ガザ地区の歴史と現状を多くの人に知ってほしいと思って出品。

そのほかの本も読んでよかった、と思う作品ばかり!近くの出店者さんが「いい本たくさんありますね」とテンパる私に声をかけ、褒めてくださった。やさしい…。きっと大丈夫!

11時ぴったりに、たまがわBOOKフリマの約50店の「本屋さん」がいっせいに開店した。会場にお客さんが一気にやってきた。

しかし、隣のお店では本が1冊、2冊と売れていくのに、開始から30分たっても私のお店の本は1冊も売れなかった…

つづく…!



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