文庫本が鍵になる!BOOKフリマ出店で考えたこと
「たまがわBOOKフリマで小説を売ろう!」
そんな決意を胸に、本のフリーマーケットに出店することにした私は、早速WEBで申込みをする。
申込みフォームに名前、住所、連絡先と必要事項をサクサクと入力。しかし、最後の段階で手が止まった。
出品する本のジャンルのチェック欄。
そこに示された選択肢をながめる。
絵本…児童書…コミック…教育…暮らし…健康…
ん…?ん…?
文学も小説もエッセイもない!?
たまがわBOOKフリマは、子育て世帯やショッピングセンターにきた買い物客が楽しめる、本のフリーマーケット。
小説を出品することは、そもそも想定されていないのだろうか。不安がよぎる。
ここで唯一、当てはまる欄をみつけた。
「文庫本」という欄があったので、ここにチェックマークを恐る恐る入れる。
あとは、その他という自由記入欄があったので、
「小説」と入力した。
それから出品する本の写真を添付して、送信した。果たして出店できるのか…?
数週間後…。
「抽選の結果、たまがわBOOKフリマの出店が決まりました」とのメールが主催者さん側から届いた。
よかった…!!
このBOOKフリマは抽選で決まることをその時、知った。出店が認められたことに、私はほっと胸を撫で下ろした。
そんな時間もつかの間。出店の準備をしなければ!いちばん悩んだのは、本の値付けだった。
私が、たまがわBOOKフリマで小説を売ろう!
と思ったのは、ふだん小説をあまり読まない人に小説の楽しさを紹介したいから。だから、試しに読んでみようと気軽に買えるような値段で売りたい。
文庫本いくらで売る?
まずはネットでたまがわBOOKフリマに出店している人の情報を検索するが、なかなかヒットしない。そもそもサイトやSNSで値段を明示する人は少ないのかもしれない。
そこで、わが家の本が好きな高校生の娘にきいた。
「例えば、この新品に近い文庫本。いくらなら気軽に買おうと思う?」
私だったら、面白い本が300円で買えるなら安い…と思う。試しにブックオフで検索すると550円(税込)で売っている。でも娘は…
「200円かな、300円だと買おうか悩む」
そうか。
わが家の娘のような学生でも気軽に買える値段が200円なんだ、きっと。少ないお小遣いしか渡していないのは私だけれど…ね。
文庫本は、200円に決定!
同じ文庫本でも新刊書店、著者のサイン本、古書店で買ったものなど、本の状態は様々。
でもここは200円均一にして、宝探しをするように楽しんでもらおうと思った。
さて、次は単行本。こちらもお手頃均一価格を考えたが、新しくてきれいな本、サイン本もあり、万が一、読まれずに転売されるとさびしい。
次に読んでくれる人に手渡すというBOOKフリマの趣旨から外れてしまうので、古書店の価格を参考にして値をつけた。
あとはお店の看板や値札を手描きして、当日を待つばかり!本好きの娘とふたりでBOOKフリマの店頭に立つつもりでいた。しかし…
連日の猛暑と体育祭の練習で、娘は疲労困憊…。とても1日がかりのBOOKフリマの手伝いを頼める状況ではない。
そんな時…「俺が行く!」と名乗りをあげる者がいた。「本のこと全然分からないけど」
つづく…!
