gumi 2026年4月期第2四半期決算で見えたゲーム×ブロックチェーンの勝者への道筋とは?
売上高QonQ+84%、『オラドラ』150万ダウンロード突破──gumiの2026年4月期第2四半期は、『ジョジョの奇妙な冒険 オラオラオーバードライブ(オラドラ)』の大ヒットにより、Q3以降の大幅増収増益に向けた基盤を確立した重要な転換点でした。
一時的な営業赤字を計上したものの、これは『オラドラ』のリリースに伴う一過性の広告宣伝費(約435百万円)を投下した影響です。広告宣伝費を控除した営業利益は約200百万円と、事業そのものは健全に成長しています。
一見すると、「営業赤字なのに、なぜ成長していると言えるのか?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、同社が取り組んでいる「ヒットタイトル創出による安定収益基盤の確立」と、「ブロックチェーン等事業における暗号資産の戦略的活用」を見ると、その理由が明確に見えてきます。
gumiってどんな会社?
gumiは、モバイルオンラインゲーム事業とブロックチェーン等事業を展開している企業です。
モバイルオンラインゲームとは、スマートフォンで遊ぶオンラインゲームのことです。例えば、『パズル&ドラゴンズ』や『モンスターストライク』のように、スマートフォンでダウンロードして遊ぶゲームです。
同社の最大の特徴は、**「安定」「成長」「革新」**という3つの事業方針を掲げていることです。
主要な事業領域
モバイルオンラインゲーム事業(安定): 主要収益源としての安定運営
ブロックチェーン等事業(成長): BTC/XRPの取得による収益拡大
ネオメディア事業(革新): SBIとの連携による新たな成長エンジン
同社の戦略
ヒットタイトル創出による安定収益基盤の確立: グローバル認知度の高い有力IPを活用した再現性のあるヒット創出モデル
自社IPの戦略的活用: 自社IPの活用によるブランド価値の向上と収益機会の拡大
ブロックチェーン等事業の拡大: BTC/XRPの取得による収益拡大
今回の決算のポイント
2026年4月期第2四半期(8月~10月)の業績を見てみましょう。
主要業績(Q2単体)
売上高: 25億円(Q1比+84%)← 大幅増収!
営業利益: -2.4億円(Q1比で悪化)← 一時的な営業赤字
経常利益: 2.7億円(Q1比で減少)
親会社株主に帰属する当期純利益: 1.0億円(5四半期連続で黒字)
一見すると、「営業赤字なのに、なぜ成長していると言えるのか?」と心配になりますよね。これには明確な理由があります。
売上高が伸びた理由:『オラドラ』の大ヒット
Q2単体の売上高は25億円と、Q1の14億円から+84%増収となりました。これは、『ジョジョの奇妙な冒険 オラオラオーバードライブ(オラドラ)』の大ヒットに伴うものです。
『オラドラ』は、2025年9月25日にリリースされ、150万ダウンロードを突破し、好調な滑り出しを記録しています。グローバル認知度の高い有力IP「ジョジョの奇妙な冒険」を活用したゲームです。
営業利益が赤字になった理由:一過性の広告宣伝費
Q2単体の営業利益は-2.4億円と、Q1の+0.7億円から悪化しました。これは、『オラドラ』のリリースに伴う一過性の広告宣伝費(約435百万円)を投下した影響です。
1. 一過性の広告宣伝費
『オラドラ』のリリースに伴う広告宣伝費(約435百万円)を投下したことで、営業利益が圧迫されました。これは、新規タイトルのリリースに必要な投資です。
2. 収益寄与期間が限定的
『オラドラ』の収益寄与期間が約1か月と限定的であったことも、営業利益が圧迫された要因です。Q3以降は収益が通期(3か月)で計上される見込みです。
3. 広告宣伝費を控除した営業利益は約200百万円
もし、この一過性の広告宣伝費を除いたら...
広告宣伝費を控除した営業利益: 約200百万円
つまり、事業そのものは健全に成長しているんです。
でも、まだまだ成長の余地がある
現在、同社の事業は順調に成長していますが、以下のような成長の兆しが明確に見えています。
Q3以降の大幅増益が見込まれる
Q3以降は収益が通期(3か月)で計上されることに加え、広告宣伝費が定常化する見込みであり、大幅な増益が見込まれています。
ブロックチェーン等事業の拡大
ブロックチェーン等事業における暗号資産の評価益等が寄与し、親会社株主に帰属する当期純利益は5四半期連続で黒字を計上しています。
なぜ売上高が84%も伸びたのか?
1. 『オラドラ』の大ヒット
『ジョジョの奇妙な冒険 オラオラオーバードライブ(オラドラ)』が大ヒットし、150万ダウンロードを突破しました。これは、グローバル認知度の高い有力IP「ジョジョの奇妙な冒険」を活用したことが成功要因です。
2. 再現性のあるヒット創出モデル
新戦略として、グローバル認知度の高い有力IPと自社ゲームエンジンを組み合わせた、再現性のあるヒット創出モデルを確立しています。これにより、安定した収益基盤を確保しています。
3. モバイルオンラインゲーム事業の収益基盤拡大
モバイルオンラインゲーム事業の収益基盤が着実に拡大しています。Q2累計の売上高は39億円と、前年同期比で減少していますが、QonQでは+1,141百万円と大幅に増収しています。
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