買取再販事業を軸に居住用が都内高価格物件が好調。ムゲンエステート(3299)

時価総額492億円、PER7.3倍、PBR1.42倍、利回り5.55%

直近決算

2025年12月期第2四半期(8月8日)

当中間連結会計期間(2025年1月~6月)、不動産業界は円安を背景に海外投資やインバウンド需要が堅調で、国税庁の路線価も4年連続で上昇した。特に別荘地や訪日客向けエリアでの価格上昇が顕著。一方で、米国の関税政策や世界景気減速懸念、日銀の利上げ動向など先行き不透明要因も残った。首都圏中古マンション市場では成約件数・単価ともに好調で、価格上昇傾向が続いている。

この環境下、不動産買取再販を中心に事業を拡大。仕入強化と採算性重視の販売に注力した。結果として、中間期の売上高は329億43百万円(前年同期比4.6%増)、営業利益54億79百万円(同9.0%増)、経常利益49億32百万円(同6.2%増)、純利益33億20百万円(同8.4%増)と増収増益を達成した。

セグメント別動向

  • 不動産売買事業

    • 投資用不動産は96件販売(前年同期比+4件)。ただし前年同期に大型案件があった反動で、平均単価128百万円(▲22.2%)、売上高123億14百万円(▲18.8%)。

    • 居住用不動産は210件販売(同▲28件)。件数は減少したものの高価格帯物件が伸び、平均単価90百万円(+76.8%)、売上高190億5百万円(+56.0%)。

    • 不動産特定共同事業は札幌案件が完売し、売上高2億5百万円(▲47.5%)。新小岩・荻窪プロジェクトは進捗中。

    • 全体では売上高315億76百万円(+4.2%)、営業利益63億28百万円(+9.1%)。

  • 賃貸その他事業

    • 賃貸収入が12億70百万円(+16.2%)と堅調。

    • セグメント売上高13億66百万円(+14.6%)、営業利益3億74百万円(▲1.1%)。

総括

主力の居住用不動産が高額物件の好調販売に支えられ、投資用不動産の反動減を吸収。買取再販事業の収益力が強化され、全体として増収増益を確保した。一方で、投資用の販売単価下落や共同事業の減少が課題となっており、今後は案件組成の安定化と市場環境の変動リスク対応が求められる。
ネットキャッシュ(29907百万円)、ネットキャッシュ比率(0.6)。



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