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なぜ腸が整うとフローに入れるのか ー運氣を味方につける③ー

「今日はなんだか流れがいい」

そう感じる日はありませんか。

仕事がスムーズに進む。
会話が自然につながる。
判断に迷わない。
無理をしていないのに成果が出る。

逆に、

何をやっても噛み合わない日。
言葉がうまく出ない日。
集中できない日。
些細なことでイライラする日。

この差は何でしょうか。

能力でしょうか。
気合いでしょうか。
偶然でしょうか。

私はこの差の根底にあるものを、
「腸の状態」だと考えています。

前回お伝えした
フローとは、特別な才能の産物ではありません。
最初は練習から始まりますが、その後は普段からの意識、身体の状態が整ったときに起こりやすい現象です。

そしてその土台にあるのが腸です。

この記事では、腸とフローの関係
スピリチュアルではなく、身体の仕組みとして解説します。

フローとは何か

まずフローとは何かを整理します。

心理学では、フローとは
「没入状態」「最適体験」と呼ばれます。

時間感覚が薄れ、
自己意識が消え、
行為と意識が一体化する状態。

集中しているのに力んでいない。
頑張っている感覚がないのに成果が出る。

この状態は偶然ではなく、条件が揃ったときに起こります。

一般的に言われる条件は、

・課題と能力のバランス
・明確な目標
・即時のフィードバック

しかし多くの人が見落としているのは、
その前提にある「身体の安定」です。

身体が不安定なまま、
フローだけを求めることはできません。

なぜならフローは神経系の現象だからです。

そして神経系に強く影響しているのが腸です。

腸は感情の生成装置である

腸は消化器官というイメージが強いですが、
他に重要なのが、神経の働きとホルモンの分泌を結びつける“中継地点”のような役割です。

腸には一億個以上の神経細胞があります。
これを腸管神経系と呼びます。

さらに、幸福感や安心感に関わるセロトニンの約90%は腸で生成されます

セロトニンが安定すると、

・情緒が安定する
・集中力が続く
・衝動が減る
・安心感が増す

逆に腸内環境が乱れると、

・不安
・焦燥感
・怒りやすさ
・悲観

が増えます。

フローは「安心」の上にしか起きません。

緊張状態では脳は常に危険を探し続けるため、没入できません。

つまり腸が不安定だと、
フローの土台が崩れるのです。

腸内細菌と神経伝達物質

腸内細菌は単なる消化補助ではありません。

彼らは以下のような神経伝達物質の生成に関与します。

・セロトニン
・ドーパミン
・GABA

これらはすべて、集中・意欲・安心に関わります。

フローに入るためには、

過度な興奮でもなく、
過度な抑制でもない、

「適度な覚醒状態」が必要です。

これは自律神経のバランスで決まります。

そして腸は自律神経に強く影響を与えます。

腸内環境が整う

炎症が減る

迷走神経の働きが安定する

副交感神経が機能する

精神的な安定感、安心感が生まれる

フローが起きやすくなる

この流れは生理学的に説明できます。

迷走神経とフロー

迷走神経は脳と腸をつなぐ最大の神経です。

脳から腸へだけでなく、
腸から脳へも情報を送っています。
これを腸脳相関といいます。


そして情報の約8割は腸から脳へ向かって影響しています。

つまり腸の状態が脳の状態を決めているといっても過言ではありません。

迷走神経が安定すると、

・心拍が安定する
・呼吸が深くなる
・安心感が増す
・集中しやすくなる

迷走神経が乱れると、

・不安
・焦り
・過度なハイテンション
・集中困難

が起こります。

腸は迷走神経のコンディションを左右し、
迷走神経が安定しているときにフローに入りやすくなります。
つまり、腸の状態は人のパフォーマンスそのものを決定的に左右します。

腸と炎症と集中力

慢性的な腸の炎症は、
低レベルの全身炎症を引き起こします。

炎症性サイトカインは脳に影響を与え、
集中力や意欲を低下させます。

なんとなく頭が重い。
やる気が出ない。
集中が続かない。

という状態に。
それは気合いが足りないのではなく、
腸内環境の乱れが原因かもしれません。

フローに入るためには、
神経系がクリアである必要があります。

そして腸の炎症はそのクリアさを奪います。

便の状態は「腸からのメッセージ」

腸の状態を最もわかりやすく教えてくれるのが便です。

便の色、形、硬さ、量は、
腸内環境の通信簿のようなものです。

理想的な便

・色:黄土色〜茶色
・形:バナナ状でなめらか
・硬さ:やや柔らかくスムーズに出る
・量:1日1〜2回、すっきり感がある

この状態は腸内細菌のバランスが良く、
水分と食物繊維のバランスも取れている状態です。

コロコロ便(硬い便)

原因:水分不足・不溶性繊維不足・運動不足

対策:
・水をこまめに飲む
・水溶性食物繊維(海藻、オクラなど)を増やす
・軽いウォーキングをする

ベタつく便・残便感がある便

原因:脂質過多・腸内悪玉菌優位

対策:
・加工食品を減らす
・発酵食品を積極的に摂取
・よく噛む
・食品添加物を減らす

下痢気味の便

原因:ストレス・自律神経の乱れ・腸の炎症・水分過多

対策:
・深い呼吸
・睡眠を優先
・刺激物を控える

腸が整うと何が変わるか

腸が整うと、

・睡眠の質が上がる
・朝の目覚めが軽くなる
・感情の波が穏やかになる
・思考がクリアになる
・身体のだるさが減る

つまり、感覚がクリアになり、仕事も人間関係も遊びも、人間としての活動全ての質が上がります。

フローは、
特別な集中法ではなく、
「余計なノイズがない状態」です。

整った腸はそのノイズを減らすうえで必須とも言えます。

腸から始まる流れ

フローを求めるなら、
テクニックより先に身体を整えること。

腸を整えること。

それは地味です。
派手さはありません。

しかし確実な再現性があります。

腸が整う。
神経が整う。
感情が整う。
集中が整う。
行動が整う。
ご縁が整う。
結果が整う。

これらが綺麗に循環し続ける。
それを人は「流れがいい」と呼びます。

流れは外から来るものではありません。

水路や水道管も同じです。
どれだけ上質な水を流そうとしても、
途中に詰まりがあれば流れは悪くなります。

水圧を強くしても、
良い水を足しても、
管が詰まっていれば根本的な解決にはなりません。

まずやるべきことは何か。

管の通りを良くすることです。

つまり、デトックス

不要なものを排出し、
滞りを取り除き、
通り道をクリアにすること。

それをしなければ、
どれだけ良い栄養を摂っても、
どれだけ良い情報を入れても、
どれだけ前向きな言葉を使っても、
うまく吸収されません。

腸が詰まっていれば、
身体の流れも、思考の流れも、
感情の流れも滞ります。

流れを良くするために必要なのは、
足し算よりもまず引き算。

何を入れるかより、
何を出すか。

これが基本です。

流れを整えるとは、
新しいものを積み上げることではなく、
まずは滞りを取り除くことから始まります。

腸は、その最も象徴的な場所なのです。

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