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銀河ーフジファブリック

私が学生の時に、フジファブリックの志村正彦は死んだ。

ニュースが飛び込んできた後は一晩中『銀河』を聴いていた。何も手に付かなかった。音楽の中では彼の声が確かにするので、死と結びつかない気持ちと、もういないんだという気持ちがせめぎ合っていた。

U.F.O.の軌道に乗って あなたと逃避行
夜空の果てまで向かおう

by.Lyric Find

フジファブリックには四季盤と呼ばれる、2004年にリリースされた4枚のシングルがある。春の『桜の季節』、夏の『陽炎』、秋の『赤黄色の金木犀』、冬の『銀河』。どの季節が巡ってきても、フジファブリックの楽曲はそばにある。

志村はクリスマスイブに死んだ。今年で17年目になる。

私は今も時々、志村が歌うフジファブリックを聴く。あの日ずっと聴いた『銀河』も聴くし、おそらくフジファブリックの楽曲で最も有名であろう『若者のすべて』も聴く。晴れた日の午後に聴く『ベースボールは終わらない』はビールを飲みながら散歩したくなる。そろそろ『エイプリル』を聴こうかな。

今も時々思う。

U.F.O.の軌道に乗ってどこに行ってしまったの。

少しの寂しさと一緒に音楽が流れるようになってしまった。

でも、聴くことをやめるということはないと思う。

あの少し独特な歌声をいつでも取り出せるように、そばに携えて生きていくだろう。志村がいなくなってしまったことは今も寂しいけど、音楽はずっと生きていく。

ただ、時々思い出させてしんみりさせてもらえたらなと思うよ。

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