ヘーベルハウスの『魅力体験ツアー』に一人で参加。10歳の震災の記憶と、築39年の家の真実。
日曜日の朝8時45分。
次女のクラス分けテストの勉強を夫に託し、
私は一人、ヘーベルハウスの「ロングライフ住宅バス見学会」に乗り込んだ。
体調は正直、最悪だった。

けれど現実は直射日光が照りつける工事現場で、
耐火実験を眺め、他社批判を交えた1時間近いプレゼンを浴び続けるという、なかなかの過酷ツアーだった。
若手をアゴで使うような、
どこか古臭い体育会系の社風。
そんな組織のノリに、
私の心は少しずつ冷めていくのを感じていた。
でも、そんな私の冷ややかな視線を、
別の記憶が揺さぶった。
10歳の時に経験した、阪神淡路大震災。
親族の家が半壊し、ガスが止まり、避難するように我が家に身を寄せた人々の不安な顔。
「家が壊れる」ということが、どれほど人間の尊厳を奪うのか。
私は子供ながらに、その恐怖を肌で知っている。
旭化成の技術が謳う「燃えない、壊れない」というスペックは、夫にとっては「自慢のステータス」かもしれないけれど、
私にとっては「家族の命を守り切るための最低限の約束」なのだと、改めて突きつけられた気がした。
ツアーの後半、私たちは築3年と築39年の家を訪れた。
築3年の豪邸には、
屋上にサウナがあり、1階にはゴルフシミュレーターがあり、壁にはLOEWEの香水が漂っていた。
それはまるで「成功」を絵に描いたような空間だったけれど、私の心に深く刺さったのは、次に向かった築39年のお宅の方だった。
夫の実家は、歩くたびに床がギシギシと鳴る。
けれど、築39年経ったヘーベルの床は、
驚くほど静かで、しっかりとしていた。
Nationalの古いオーブンがある、
実家のような温かい空気。
何より、そこで暮らすおばあさまが、
本当に素敵だったのだ。
その家の息子さんも、この家で育ったからこそ、自分もヘーベルで家を建てたのだという。
その物語に触れた時、私の強張っていた心が少しだけ解けた。
私も、あんな風に素敵に年を重ねたい。
でも、だからこそ、私の結論は揺るがない。
あのおばあさまのように、
39年後も、50年後も、私がこの家で「機嫌よく」暮らすためには。
足腰が弱くなっても、一人で買い物に行き、
友達と笑い、自由に出かけられる「駅近」という
立地が不可欠なのだ。
どれほど頑丈な「ロングライフ」な箱でも、その場所が私の足を奪う場所であってはならない。
ツアーを終え、疲れ果てた私の手元に残ったのは、40万円のクーポン券と、
お土産にもらった断熱材「ネオマフォーム」。

座布団サイズの断熱材に、愛犬も困惑気味。
正直、この巨大な板を部屋のどこに置けばいいのか、今はまだ分からない。
けれど、来週の打ち合わせ。
私はこの「戦利品」を盾に、
もう一度だけ突きつけようと思う。
「性能には納得した。でも、私の『自由』を犠牲にする場所には、この家は建てない」
1億円の家づくり。
手元にある断熱材は、私が一人で戦い抜いた、ちょっとシュールな勲章だ。
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最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
10歳の震災の記憶と、39年後の未来。
家づくりは、人生の答え合わせなのだと痛感した1日でした。
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ピンクの座布団を抱えた私の戦記、これからも見守ってください!🐕✨🏠💰🍛
