”ポスト石破”で走り出した高市早苗氏と萩生田光一氏~ 「裏金キックバック」による主流からの転落を経て、”番長”はリベンジを果たせるのか?

◆石破政権の支持率低迷を背景に加速する自民党内保守派の巻き返し
石破茂内閣は、長く支持率低迷の続いた岸田文雄内閣の後をおそったにも関わらず、じわじわと支持率が落ち上向きになる気配すらない状況である。発足当初こそ支持率50%を超えていたのに、1月19日公表の「毎日新聞」世論調査によると、石破内閣の支持率は28%、不支持は倍近くの53%となっている。不支持の理由の1番目が「首相の指導力に期待できない」で39%、「政策に期待できない」が34%というのが特徴的である。
こうした現状を受け、自民党内では保守派が次期総裁選を見据えた動きを加速させている。特に、高市早苗氏と萩生田光一氏が、それぞれ独自の戦略で巻き返しを図る姿勢を鮮明にしており、党内の注目を集めている。

◆支持率低迷の背景と保守派の思惑~走り出した高市早苗氏と萩生田光一氏
前述の世論調査にも反映されているが、石破政権の支持率低下の要因は、政策の不安定さと党内調整力の欠如(すなわち首相のリーダーシップの弱さ)にある。主要政策の実行力不足が国民の不満を招き、与党内の意見対立が結束力の低下を引き起こしているのだ。
そのため、党内保守派はリーダーシップを発揮出来るリーダーの存在感をアピールして、巻き返しを図ろうという動きを強めるところとなった。好機と映っている。その面で目立つ動きを始めたのが、「女性初の総裁に」という旗を変わらず掲げて対話活動に積極的に取り組む
高市早苗氏と伝統的価値観を軸とした「保守派の結束」を旗印にした萩生田光一氏だ。いずれも、かつては故安倍晋三元首相からのバックアップを受けながら、保守派リーダーへの道を歩んできたベテランである。
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