エスノグラフィー的インタビューという考え方
以前、私のnoteの第1回投稿で「エスノグラフィーの面白さ」について書きました。
そこで<インサイト発見のための3つのアプローチ>として、
心理学的アプローチ(インタビュー)
文化人類学的アプローチ(エスノグラフィー)
脳科学的アプローチ(ZMETなど)
を挙げました。
今日はその1番目、インタビューの話です。
実はこの 「インタビュー」も観察眼が必要で、心構えとしては“エスノグラフィー的インタビュー” だと私は考えています。
1問1答では、本当の課題は見えてこない
「ご意見をお聞かせください」と言うのは簡単ですが、
本気で課題を解決するためのインタビューは、1問1答のヒアリングとは全く別物です。
企業の業績につながる“本音”は、
質問に対して素直に出てくるものでも、すぐ引き出せるものでもありません。
たとえば——
● 本当はドラッグストアで低価格品を買っているのに、
百貨店で買っている話をする(しかもそれは20年前の話)。
● 最近の生活ではなく、あえて20年も前のエピソードを語る。
こうしたことは日常的に起きています。
もちろん嘘をついているわけではなく、
“自分が語りたい自分”が優先されているだけなのです。
ここに、インサイト探索の難しさがあります。
本音のさらに奥にあるものを聴き取るには?
だからこそ、私は弊社の人気講座である「モデレーター講座」を
“インサイト・モデレーター講座” と名付けています。
● 本音と建前の見分け方
● 「ことばにならない想い」を引き出す技術
● 表情・沈黙・語りの順番から見える“観察すべきポイント”
マーケティング・インタビューは、
生きた人間同士が向き合う、とても奥深い営みです。
どんな未来が来ても、
ここだけは変わらない“人間と人間の対峙”だと確信しています。
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