18年ぶりの英会話。自分専用の学習アプリをCodexで作って毎日勉強してみよう。
今回、娘の短期留学に同行して、久しぶりに英語を使いました。
私が英語を日常的に話していたのは、20歳の頃です。アメリカに留学し、毎日のように英語を使っていました。
それから18年ほど、英語を話す機会はほとんどありませんでした。
今回セブ島で過ごしてみると、思っていたよりも言葉は出てきました。ホテルやレストランでのやり取りにはそれほど困らず、語学学校の先生とも普通に会話できました。完全に忘れてしまったわけではなかったようです。
ただ、自分の感覚としては、渡米して1カ月目くらいの英語力でした。
最低限のことは話せますが、細かい表現はなかなか出てきません。頭の中にある内容を簡単な英語に置き換えながら、何とか伝えている感じです。
ジョークだとか、スラングだとか、そんなものは出てきませんでした。
18年間も日常的に使っていなければ、まあそんなものだろうとは思います。
もったいないですね。
以前はもっと話せたはずなのに、その力を長い間使わずにいました。ゼロから学び直す必要はなさそうですが、少し練習すれば、もう少し勘を取りもどせそうな気がしているので、これから毎日少しだけ英語を話してみることにしました。
ゴリゴリ勉強しても続かない
英語の勘を取り戻したいとは思いますが、毎日1時間勉強したり、大量の単語を覚えたりするつもりはありません。自分は、短期間に一気に頑張ることがあまり得意ではありません。最初に張り切りすぎると、だんだん負担になり、結局やらなくなることが分かっています。
その一方で、負担の小さいことを毎日続けるのは得意です。
noteもそうですし、筋トレや禁酒も、毎日の負荷を上げすぎず、生活の中に組み込むことで続けてきました。自分の特技は、毎日ライトに継続することだと思っています。
今回の英語も、短期間で英語力を大きく伸ばすことは目指しません。毎日5分ほど英語を口に出し、それを長く続けることで、18年間使っていなかった感覚を少しずつ戻していきます。
問題は、その5分で何をするかです。そこを今回はアプリの実装を通して考えてみました。
毎日3種類のフレーズを練習する
最初に考えたのは、毎日短い英語フレーズを練習する方法です。
内容は、次の3種類にします。
仕事で使えるビジネス英語
旅行や普段の生活で使える日常英語
会話を少し柔らかくするリアクション
当初は3つ目をジョークに限定していましたが、自分はそんなにウィットにとんだジョークをかます人間でもないので、やめました。
I wish! や Story of my life. のような、会話の中で軽く返せる表現を扱うので、会話リアクションくらいの名称が合いそうです。
例えば、ビジネス英語なら、
Let me check and get back to you.
といった表現、たったこれだけです。
音声を聞いて、画面を見ながら数回話し、その後は英文を隠して言ってみます。最後に、一部の単語を入れ替えて、自分が使いそうな文章を作ります。
例えば、
Let me check the data and get back to you.
とすれば、自分の仕事でもそのまま使えます。
一文をそのまま暗記するのではなく、使い回せる型として覚えるイメージです。
AIが作った英文を、そのまま覚えない
毎日のフレーズをAIに考えてもらうだけなら、すぐに始められます。
ただ、その英文が実際によく使われているのか、自然な表現なのか、今の自分が時間を使って覚える価値があるのかは分かりません。
せっかく毎日積み上げるのであれば、ほとんど使われない表現や、教科書には載っていても会話では不自然な表現は避けたいところです。
そのため、OxfordやCambridgeの学習者向け資料、実際の会話を集めた英語コーパスなどを確認し、一定の根拠がある表現から選びます。
そのうえで、
自分の仕事や生活で使う可能性があるか
短く、声に出しやすいか
一部を入れ替えて応用できるか
古くないか
失礼な表現にならないか
といった基準で絞り込みます。
AIには、フレーズを自由に作らせるのではなく、選ばれたフレーズを自分用に加工する役割を持たせます。
例えば、自分が作った英文の文法を確認したり、管理職やデータ分析、マーケティングの仕事に合う例文を提案したりする使い方です。
フレーズの選定をAIに丸投げするのではなく、確かな情報をもとに選んだ素材を、AIで自分向けに変えていきます。
自分用のアプリは、スプリント開発
ここまで考えて、Codexに要件を渡して相談を始めました。
現時点では、スマートフォンのホーム画面からアプリのように開ける、PWAという形式で作る予定です。
最初からクラウド上に大きなシステムを作るのではなく、学習履歴や自分で作った例文はスマートフォン側に保存します。ログインも不要です。
画面も増やしすぎず、次の4つに絞ります。
今日
復習
コレクション
設定
アプリを開いたら、今日の3つのフレーズが表示されます。

練習を始めると、まず音声を聞き、英文を見ながらまねします。次に英文を隠して話し、最後に「言えた」「ヒントがあれば言えた」「言えなかった」のどれかを選びます。
結果に応じて、言えなかったものは早めに、簡単に言えたものは少し期間を空けて復習に出します。
毎日3つすべてを新しくするのではなく、新しいフレーズを2つ、過去に学んだフレーズを1つ出す形にする予定です。
これなら、新しい表現を増やしながら、忘れかけた表現も少しずつ復習できます。

最初は60フレーズだけで試運転
最初から数百、数千のフレーズを用意しても、どうせつくりかえちゃうので、まずは、次の60個から始めます。
ビジネス英語20個
日常英語20個
会話リアクション20個
1日あたり新しいフレーズを2つ学ぶと、約6週間分です。この60個を実際に使ってみて、難しすぎないか、1日3つが多くないか、復習の間隔が合っているかを確認します。
やらなかった日の分は無視しよう
このアプリで特に重視したいのは、学習をため込ませないことです。
英語学習のアプリでは、連続学習日数が大きく表示されることがあります。続いている間は楽しいのですが、一度途切れると急にやる気がなくなることもあります。
今回は、連続日数を主な指標にはしません。代わりに、直近7日間で何日練習したか、今月は何日できたかを表示します。
できなかった日のフレーズも、翌日に繰り越しません。3日休んだからといって、次にアプリを開いたときに9個の課題が待っているような状態にはしません。その日の分から、そのまま再開します。
音声を1回聞いただけの日、1フレーズだけ声に出した日、3つすべて練習した日も分けて記録します。
毎日完璧にやることよりも、やめずに戻ってこられることを優先します。
AI機能は、最初から入れない
AIを使って作るアプリですが、最初のバージョンにはAI機能を入れないことにしました。
最初は、フレーズの表示、音声の読み上げ、英文を隠す機能、録音と再生、復習、学習履歴があれば十分です。自分用例文の自動生成、英文添削、音声の文字起こし、発音評価、通知、複数端末の同期などは、いったん後回しにしました。
これらを全部入れようとすると、アプリを作ること自体が大仕事になります。本末転倒ですね。まずは最低限の機能だけで数日使い、その後、実際に困った課題から機能追加していこうと思いますます。
使うかどうか分からない機能を先に作るのではなく、必要になったものだけ後から足していくスタイルにしようと思います。
学習方法そのものを作り変える
今回やろうとしているのは、英語学習アプリを一つ完成させることではありません。
自分に合う学習の内容、時間、管理方法を考え、実際に試し、合わなければ作り変えることです。1日3つが多ければ2つにします。5分でも長ければ、1フレーズだけにします。復習が多すぎれば減らします。
反対に、もっと話したくなれば、最後に30秒間のスピーキングを追加します。既存の教材やアプリには、多くの人にとって使いやすい学習方法が用意されています。ただ、それが自分の生活や性格に合うとは限りません。
今回は、自分を教材に合わせるのではなく、教材と仕組みを自分に合わせます。
18年のブランクは埋まらないと思いますが、これがきっかけでまた海外渡航の予定が具体化するところくらいまでは行けたらいいなと思っています。
