唯物論者になってはいけない。お金はすべてではなく、エネルギーだ。
何件か公務員の副業に関する不祥事のニュースを見た。
そのうちの2件は、FX取引や暗号資産(仮想通貨)といった投資に関わるものだった。借金をしてまで、あるいは詐欺の穴埋めのために泥沼にはまっていく姿を見て、強く思った。
「投資は、借金をしてまでやるべきことじゃない。絶対に余力の範囲内でやるべきだ」と。
社会経験のないまま公務員としてキャリアをスタートさせると、金銭感覚が狂ってしまう瞬間がある。その心理は分からなくもない。しかし、生活を壊してまでやるべきことなど、何一つないはずだ。まず見直すべきは、自分の生活そのものである。
お金の本質はすべてではない。お金はエネルギーだ。
大切なのは、与えて、与えて、他人に見返りを求めない精神性を持つこと。お金に支配される唯物論者になってはいけない。
ただ、私も自衛隊の経験者として思うことがある。
あの若かった時代に、もっと自分の心を統御(コントロール)できるような教えや哲学に出会えていれば、どれほど良かっただろうか、と。
昔は今と違って、そういう機会が本当に少なかった。インターネットも発達していなかったため、正しい情報や心を支える教えにアクセスすること自体が難しかったのだ。
今は違う。
YouTubeなどを見れば、本質的なことを独学でいくらでも学べる時代になった。心を整え、自己を統御するための知恵は、すぐ目の前に転がっている。
最後に、動画の中でコメンテーターが「株などの副業が認められていればいいのに」という趣旨の間違った発言をしていたが、これは明確に訂正しておきたい。
公務員の「株式投資」や「投資信託」は完全に認められており、副業には当たらない。
溢れる情報に惑わされず、正しい知識を身につけ、自分の心をコントロールすること。それこそが、現代を生きる私たちに最も求められていることではないだろうか。
