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妙高から世界へ。学生が挑戦するインバウンド向けアウトドアツアー

新潟県妙高市にキャンパスを構える国際自然環境アウトドア専門学校(i-nac)では、学生が実際の旅行商品を企画・運営するインバウンド向けスノーシューハイキングツアーを実施しました。

本取り組みは、妙高エリアで着地型旅行商品を展開するMyoko Connect
と連携した産学連携プログラムです。

学生が旅行会社と協働しながら、ツアーの企画から運営までを担う実践型の授業として実施されました。



なぜ今、ローカルガイドなのか

妙高エリアでは、グローバル資本によるマウンテンリゾート開発が進み、
2028年に向けて国際化が急速に進んでいます。

その一方で課題となっているのが、地域の自然・文化を英語で伝えられるローカルガイドの不足です。

観光庁の調査でも、不足を感じるガイド分野の第1位は「自然・アドベンチャー」とされています。

つまり、

  • 自然を理解し

  • 地域文化を語り

  • 英語で伝える

そんなガイドの存在が、今まさに求められています。

そこでi-nacでは、

「妙高の魅力を、妙高に暮らすガイドが、英語で世界に伝える」

というビジョンのもと、旅行会社・DMCと連携した実践教育をスタートしました。


学生がゼロから作ったツアー

今回の授業では、アウトドアガイド学科(現アウトドアプロインストラクター学科)2年生が、インバウンド向けツアーを一から設計しました。

学生たちが担当したのは、

  • ツアー企画(5W2H設計)

  • インバウンドマーケティングの理解

  • 英語ガイディングの練習

  • コスト設計と価格検討

  • プロモーション

  • 顧客満足度アンケート

つまり、ガイド体験ではなく、ツアービジネスの全体を学ぶ授業です。

左:演習としてのデモツアーの様子。入念な リハーサルを行い本番への準備を行なった。
右:実際のツアーの様子。学生たちが用意した雪のテーブルで、地元産のお茶を提供してティーブレイクをゲストと楽しんだ。

実施したツアー

戸隠神社奥社 スノーシューハイキング

学生が企画したフィールドは、長野県の 戸隠神社奥社周辺。単なるスノーシューツアーではなく、「自然と文化を学ぶツアー」として設計されました。

ツアーでは

  • 戸隠神話

  • 杉並木の歴史

  • 山岳信仰

  • 日本の自然観

などを英語で解説しながら歩きます。

さらに学生たちは、雪でテーブルを作り、地元産のお茶を提供するティーブレイクも用意しました。自然体験と日本文化を組み合わせたストーリー型ツアーです。


ツアー概要

・実施日:2026年2月12日(木)
• 参加者:6名(うちインバウンドゲスト4名)
• 対象:4歳以上の英語が話せる方
• 価格:3,000円(税込)
• 内容:スノーシュー歩行体験、自然解説、歴史文化解説

ツアーはDISCOVER MYOKO(Myoko Connect)が主催し、学生がガイドとして運営を担当しました。教員は安全管理サポートのみ。主体はあくまで学生です。


参加者からの評価

ツアー終了後、参加者アンケートを実施しました。結果は非常に高評価でした。


参加者のコメント

実際に参加した海外ゲストからは、次のような声が寄せられました。

とてもフレンドリーでスピリチュアルな雰囲気でした。
若い学生たちと一緒にいられて本当に嬉しかったです。
ペースも良く、情報も豊富で、雪で彫られたテーブルは美しく、おやつも美味しかったです。

スノーシューで雪の上を歩くのは初めてだったので楽しかったです。
雪の上でお菓子を食べるのも楽しかったです。

地元の知識を活かした素晴らしい体験でした。

何度も私たちの様子を尋ね、立ち止まって地元の歴史を説明し、素敵なティーブレイクを提供してくれました。

ガイドの皆さんは明るく、明るく、素敵な方々でした。
素晴らしい旅で、景色も素晴らしかったです。
歴史と文化に関する知識も豊富で、とても思い出に残る一日になりました。ありがとうございました。


学生が感じたリアルな学び

もちろん、課題も見えてきました。外部パートナーからは

  • 装備・ヘルスチェックの徹底(集合時など)

  • 解説における、神道や山岳信仰、自然崇拝の深掘り

  • インバウンド×日本人混合ツアーのコミュニケーション設計

  • コスト意識

など、プロの視点からのフィードバックがありました。

学生からも、

今回の振り返りで、後方の参加者の確認や装備チェックなど、安全管理の大切さを改めて実感しました。
参加者が経験者でも、最終確認はガイドが行う必要があるということを学びました。

事前の下見やフィールドチェックを行った上で本番を迎えるという流れを、授業の中で実際に経験できたことが大きな学びでした。

外部の方と連携してツアーを作る中で、情報共有が難しい場面もありましたが、そうした状況を想定して準備することの大切さを実感しました。実際の仕事に近い経験だったと思います。

ゲストの反応が良く、ツアーを通して楽しんでもらえていることを感じました。
アンケートでも「思い出になった」という声があり、ガイドとして体験を提供できたことに手応えを感じました。

など、リアルな振り返りが出てきました。


i-nacが目指すガイド育成

妙高は、

  • 国立公園を抱える自然環境

  • 山岳文化

  • 豪雪地帯の暮らし

が今も残る地域です。

同時に、国際マウンテンリゾートとしての開発も進んでいます。この地域で求められるのは、

  • 自然を守りながら利用するガイド

  • 地域文化を語れるガイド

  • インバウンド対応できるガイド

です。

i-nacでは今後、地域事業者との連携を通して「着地型コンテンツを担えるローカルガイド」の育成を進めていきます。

今回の取り組みはその第一歩です。

妙高の自然と文化を理解し、世界に伝える人材を、これからも育てていきます。


【アウトドアガイドは、“自然の楽しさ”を届ける仕事です】

自然の中で誰かが笑顔になる、その“きっかけ”をつくるのが、あなたのガイディングかもしれません。

次は、あなたが「世界に感動を届ける側」になってみませんか?

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