職場巡視はどこを見る?⑥防火・危険物は「火がつく前」と「逃げられるか」を見る
防火・危険物の巡視で大事なのは、
「起きてから」ではなく、
「起きる前」と「起きた後」を想像することです。
巡視の着眼点の全体像については、こちらの記事で紹介しています。
今回は、その中の
巡視で見る⑥ 防火・危険物 を紹介します。
■ 可燃物の管理
・段ボールやウエスが溜まっていないか
・不要なものが置きっぱなしになっていないか
・熱源の近くに置かれていないか
可燃物は、
「いつの間にか増える」ものです。
とりあえずここに置いてあるやつ。
それが積み重なって、
燃えやすい環境ができています。
■ 危険物の保管管理
・決められた場所に保管されているか
・容器のフタが閉まっているか
・漏れやにじみがないか
・必要以上に置かれていないか
保管状態は、
「火災リスクのベース」になります。
■ 消火器
・すぐ手に取れる場所にあるか
・前に物が置かれていないか
・使用期限や点検は大丈夫か
消火器は、
「ある」だけでは意味がありません。
“使える状態か”が大事です。
■ 避難路
・通路に物が置かれていないか
・幅が確保されているか
・非常口が分かるか
・周知されているか
火災時は、
「いつもと同じ行動」ができません。
だからこそ、
シンプルで迷わない状態が重要です。
■ 防火設備
・シャッターや扉の前に物がないか
・閉まる状態が保たれているか
・設備が機能する状態か
・防火戸が開きっぱなしになっていないか
設備はあっても、
“使えない状態”になっていることがあります。
■ 初期消火の訓練
・使い方を知っているか
・実際に触ったことがあるか
・誰が対応するか決まっているか
・必要な時にすぐに消火器や人が集まるか
・消火栓などの設備は使えるか
いざというとき、
「知っている」と「できる」は別です。
■ 「前からこうしている」は要注意
・置き場所が決まっていない
・なんとなくこの位置
・今まで問題なかった
この状態、
火災時には通用しません。
■ 巡視で大事にしたいこと
火災は、
・一瞬で広がる
・取り返しがつかない
・人の行動が制限される
だからこそ
「これ、燃えたらどうなるか?」
「ここ、逃げられるか?」
と考えることが大切です。
■ ひとことの工夫
指摘する前に、こう聞いてみるのもおすすめです。
「これ、燃えたらどうなりますか?」
「ここ、すぐ通れますか?」
「この消火器、すぐ使えますか?」
現場と一緒に考えることで、
“自分ごと”になります。
■ まとめ
・可燃物は“増えていないか”を見る
・危険物は“適切に保管されているか”
・消火器は“使える状態か”
・避難路は“迷わず通れるか”
・防火設備は“機能するか”
・「前からこうしている」は疑う
防火の巡視は、
「火がつく前」と
「逃げられるか」の視点が大事です。
このnoteでは「かゆいところに手が届く安全衛生メモ」として
現場で使えるヒントをまとめていきたいと思います。
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