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ruindig
#29_昔話『いのちの洗濯』岩手県遠野で聞いたおはなし
今を生きることが大切なんだと感じた昔ばなしです。
むかしあったずもな。
あるところに三人の若げ者あったずもな。
あるとき、八卦を置いてもらったど。
八卦置き(占い師のこと)は三人の面っこ見で
「おめさんだづ、明日の昼頃に死ぬと出てら」
気の毒そうにしぇったずもな。
次の日だったど。そのうちのひとりは
死ぬなら死ねど芝居見さ行ぐごどにしたずもな。
もうひとりも、死ぬなら死ねど相撲見さ行ったど。
あどもひとりは親類だのなんだの呼んで、別れを惜しんで。
そうしてうめものいっぺ食って、占いのとおり昼頃死んだずもな。
ところが芝居見さ行った者、相撲見さ行った者は
何もかにも忘れて見でらために
死ぬと言われてら時間を過ぎてもそのまま見てらんだど。
とうとう死なねがったずもな。
それからというもの「相撲芝居はいのちの洗濯」と
言われるようになったんだどさ。
どんどはれ
昔ばなしだから相撲や芝居とされてますが
ステージに立つ推しをうちわを手に応援することも
三脚を立てて列車を激写することも
いのちの洗濯ですよ。
なにかに夢中になる時間、持ててますか。
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