ファンドレイジング力を高めることとnoteのスキを増やす努力は似ている
noteのスキはFacebookなどと異なり、とてもあいまいなものです。noteは本名で利用している人が少ないですし、そもそもログインしなくても投稿にスキができたりします。
あいまいといっても、ある程度きちんと文字数の記事をかいたり、よく考えたタイトルをつけないと表示もされないのでスキもされません。ちゃんと内容もないといけません。
NPOの寄付集め・ファンドレイジングは、見知った「仲間」からの寄付を集める第一波と、知らないけど応援してくれる「味方」から寄付を集める第二波を作り出す必要があります。
noteのスキを得るのはファンドレイジングでいう第二波の流れに似ているなと思います。
noteのスキの種類を知ることは、寄付者がどう「共感」したのかの理解に通じる
noteのスキの種類と意図については、マーケター視点での解説をしてくださっている「しちゃうおじさん」の投稿がとてもわかりやすいです。
寄付集めをしている団体さんから「寄付者は、私たちの何に共感して寄付をされているのでしょうか?」とよく聞かれます。今回紹介するnoteのスキの種類を知ることは、その答えにつながります。
この記事ではスキの種類を9つに整理されています。
① 読んだ記事が有益だった!のスキ
② 読んだ記事に共感したよ!のスキ
③ 読んだ記事が面白かった!のスキ
④ カジュアルな挨拶代わりのスキ
⑤ 全力で応援!好意からのスキ
⑥ 返報性によるスキ返しのスキ
⑦ ブックマークとしてのスキ
⑧ 自分を知ってもらうためのスキ
⑨ 自分の記事に自分でスキ
から抜粋
この①~③は、noteを書く人だったら誰でも想定する読み手のスキです。記事の内容が影響するので、まずは人に役立つ記事や、考えさせられたり元気になる記事を書くことが重要となります。
そして④~⑧は、noteの書き手と読み手の関係性が影響するスキです。記事の内容はそれほど関係ないですが、書き手に何かしらの好意がある人がしてくれるものです。
これは私もよくありまして、研修の講師をしたり、伴走支援をしている団体さんに「実はnoteもやっているんですよ」とお伝えすると熱心に読んで下さったりします。
また、私に伴走支援を依頼や検討のご連絡をしてくださる方の多くは、事前にnoteを読み込んだ上でお声掛けくださいます。
最後に⑨は、note内検索に関係するSEO的なものが影響するスキです。新しい人と接点を持つには話題性のあるタグ付けをするなども有効です。
記事ばかり書いているのではなく、関係性をつくる活動も大事なのはファンドレイジングでも同じ
①~⑨の中で、先程挙げた知らないけど応援してくれる「味方」から寄付を集める第二波をつくりだすために注力したいのは、④~⑨の活動です。
自分を含めてnoteを書いている人はどうしても、「何を書くか」を重きに置いていて、記事を投稿すると「あー、スッキリした!」と別の仕事や本業に取組みがちです。
自分のためだけにnoteをしているのであればそれでいいですが、寄付者を増やすためという目的があるなら、関係性を拡げる活動も必要です。
これはそんなに難しいことではなくて、例えば、Facebookでつながっている知り合いがnoteを始めました!と言っていたら、そこを見にいってフォローや記事をスキするだけでも持たれる印象が変わってきます。また、新しくnoteを投稿しました!と言われたら、それを読みにいきます。結構本心が書かれていて興味深い内容であることが多いです。
「自団体が発信する情報を効率的に広く伝えたい!」ではなくて「オンライン上であっても、ひとりひとりとより深く知り合うことができる」の意識での行動です。
また、全然知らない人からnoteのスキをされたら、その人のプロフィールを読んだ上で接点があれば、記事を読みにいきます。今回勉強になったしちゃうおじさんの記事もこの経路です。
世の中にはまだ知り合っていない人の方が数が多いですし、有益な情報やきっかけ、寄付などはそうした人たちと接点を持つことで生まれます。
こうすればこうなると約束はできるものではないですが、自団体の活動を知ってもらうためのアクションは団体の未来につながります。
しちゃうおじさんの続編の以下noteでは、⑧自分を知ってもらうためのスキについて整理しています。NPOのファンドレイジングに大いに関係あるのはこの、知ってもらうためのアクションだと思っています。
詳細は記事を是非読んでもらいたいのですが、自分を知ってもらうためのスキは以下の5種類があるそうです。
① ランダムスキポチ
② ウェルカムスキポチ
③ コンセプトスキポチ
④ ライバルスキポチ
⑤ フォロワー増スキポチ
から抜粋
思い出すとほろ苦いのですが、私がNPOで子育て支援施設を東京都中央区でしていた時、オープン前後の時期に、当時はやっていたミクシィの中央区のお母さんたちの複数のアカウントに施設情報をメッセージしまくっていて、管理者から警告されたり、メッセージをうけたアカウント主さんからクレームをうけたりしました。これは①ランダムスキポチに該当していて記事にあるように非推奨です。
ファンドレイジングで大事なのは③コンセプトスキポチかなと思います。つまり、自団体の事業が対象としている困りごとを抱えている当事者やその家族、そうした人たちをサポートしている支援団体、その課題や問題の研究者などに関わるアクションをとるということです。
例えば、私はNPOの伴走支援者なので、#NPOとか#NPO法人のタグで投稿されている記事を検索し、その団体をフォローし記事をスキします。そして、もしその団体がクラウドファンディングを開始していて内容がよいものであればシェアしたり、紹介する記事を書いたりします。こういうことをそれぞれの団体のコンセプトで行うのがよいです。
そして、④ライバルスキポチも私はします。同業の個人や団体、企業をフォローして、どんなことを最近されているのかな?をキャッチしていきます。本を出版すると投稿されていれば、その本を買って読みますし、寄付募集などしていたらシェアや寄付をするので、ライバルというより一緒に盛り上げていきたい意識の方が強いです。
繰り返しになりますが、「自団体が発信する情報を効率的に広く伝えたい!」ではなくて「オンライン上であっても、ひとりひとりとより深く知り合うことができる」の意識での行動がとれるかどうかが、オンラインでの寄付集めにつながります。
さいごに
今回参考にしたしちゃうおじさんの以下のメッセージが、ファンドレイジングとnoteのスキとの共通点をあらわしているなと思います。
「クリエイターとして作品を創造する」のは素晴らしいことですが、生み出した創作物をたくさんの方に知ってもらいたいのであれば、「創作」以上の「営業活動≒マーケティング」が必要である事実と向き合わない限り、その「創作」は “現実逃避” に過ぎません。
から抜粋
いいかえると、
「社会問題解決のために活動する」のは素晴らしいことですが、団体の社会的意義をたくさんの方に知ってもらって寄付を得たいのであれば、「活動」以上の「啓発や広報、アドボカシーなどを通じたファンドレイジング活動」が必要なのです。
私はNPOの伴走支援をお仕事にしていて、ファンドレイジングに関する悩み事をお伺いすることがあります。
相談する方はこれまで、ひとりひとりと話しをしたり、制作物を配ったり、イベントを通じて活動することを通じて、仲間を集めてこられた方たちばかりなのですが、なぜか「ファンドレイジング」となると特別なことをしないといけないと緊張してしまうようです。
実は、全然緊張することはなくて、これまでやってきたことをわかりやすいように変えてあげることで多くの団体さんで寄付は集まるようになります。
今回のnoteはいかがだったでしょうか。NPOの伴走支援に関心がある方は、公式LINEのチャットや、ホームページの問い合わせからご連絡ください。

ここから先は
読むとファンドレイジング脳になるマガジン
寄付や助成金などで資金を集めているNPOと、そうではないNPOの違いはなんだろうか・・・これまで多くのNPOのファンドレイジングに伴走支援…
この記事が参加している募集
記事を読んでくださいましてありがとうございます。少しでもお役に立てれば幸いです。おかげさまで毎回楽しく制作しております。皆さんからの応援があるとさらに励みになりますので、サポートお願いいたします!!
