【今朝の経済、私はこう見る】"3週間前の議事録"を、今さら何のために読むんだろう

■今朝の1ニュース
新しい一週間が始まりました。先週金曜の日経平均は+1,010円の急反転で、いったん割り込んだ7万円台を回復して着地(69,744円)。そして今週いちばんの注目は、7/8(水)に出る米FOMC議事要旨です。日本で読めるのは時差の関係で7/9(木)の午前3時。中身は、6月16〜17日に開かれた金融政策会合の"議事録"です。
■私はこう見る
ここで一度立ち止まりたいのは、この議事要旨が「3週間も前の会議の記録」だということです。あの会合から、もう3週間近く経っています。しかもその間に、先週の雇用統計という大きな出来事がありました。就業者の増え幅が予想のおよそ半分(+5.7万人)という弱さで、「FRBの利上げはもう打ち止めでは」という空気に、市場はぐっと傾いています。
つまり、7/9の未明に僕らが読むのは、"その空気になる前"の議論なんです。前提がすでに一枚めくれてしまった後で、めくる前の手札を覗きにいく。それでも人は「FRBの本音が知りたい」と、深夜3時の議事録に身構えます。気持ちはわかります。僕も中身は気になる。でも「知りたい」と「だから動く」は、まったく別の話だと思うんです。
■で、僕はどうするか
正直に言うと、7/9(木)の午前3時、僕は寝ています。議事要旨で相場が上下しても、翌朝それを見て積立の設定をいじることはありません。
議事要旨は、読み物としては面白い。ウォーシュ議長がどれだけタカ派なのか、文字で追うのは嫌いじゃないです。でもそれは"教養"として読むのであって、"売買の合図"として読むのではない。3週間前の、しかも前提が変わったあとの議論から今日の一手を当てにいくのは、たぶん僕みたいな普通の家計がいちばん負けやすいやり方です。だから今週も、毎月決めた額を淡々と積み立てるだけ。ニュースの鮮度と、自分が動くかどうかを、意識して切り離しておきます。
■ひとこと
深夜3時に起きて議事録を待つより、その時間は寝ていたほうが、たぶん資産にもいい。今週も、見出しに心拍数を持っていかれないように。
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