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花屋が少ない田舎で花教室は開業できる——卒業生に聞いた話

花教室を開きたいと思ったとき、多くの人がまず不安に思うことがある。
「こんな地域で、需要なんてあるんだろうか。」
都会ならまだしも、近くに花屋が少ない、切花を扱う店すらほとんどない。
そんな土地で開業した卒業生が、うちにはいる。
和歌山県岩出市で「fleuriste à la française 翠」を営む、手古里美さんだ。

花屋が少ない町で、切花の教室を始めるということ

手古さんが暮らす岩出市周辺は、花屋がもともと少ない。
しかも、数少ない花屋も、鉢植えの苗が中心で、切花はほとんど売られていない。
引っ越してきたときから、彼女はずっとそれを感じていたそうだ。
「自然の豊かなこの地域で切花を飾るという教室を、受け入れてもらえるのか。」
そんな不安を抱えながら、彼女は2024年4月、I'llonyフラワースクールビジネスコース3期生として、認定校の看板を掲げた。

あがり症だった、という告白

彼女には、もうひとつ大きな不安があった。
もともとあがり症で、人前で話すのが得意ではない。
「自分自身の事では、もともとあがり症で人前で話す事があまり得意ではないので、皆さんに楽しんで頂けるような教室運営ができるのか。また、お花に対する知識が乏しい事や自分の技術の未熟さがとても不安でした。」
ビジネスコースを受講している間も、完成を見てもらう時も、毎回、不安と緊張ばかりだったという。
技術よりも先に、人前に立てるかどうかで立ち止まる生徒は少なくない。

模擬レッスンの夜、眠れなかったという話

転機は、ビジネスコース内で行う模擬レッスンだった。
花の仕入れから水揚げ作業まで、実際の流れをすべてこなし、知人に生徒役をお願いして本番さながらのレッスンを行う。
「何日も前から緊張で、夜も眠れなかったのですが、レッスンが終わった後の皆さんの笑顔が本当に嬉しくて今でも忘れる事ができません。」
模擬レッスンには、経験者と初めての方、2名が来てくれた。2人の進み具合が違うなかで、初めての方が焦らず楽しめるよう、何気なく声をかけられた瞬間があったという。
「その時、質問された事に自然に答える事が出来た時、自分に出来るのかと思っていた不安な気持ちが少し楽になりました。」
不安は、消えてなくなるものじゃない。少しだけ、扱えるようになるものなんだと思う。

開業直後、仕入れで失敗した話

順調に見える開業にも、失敗はある。
東京から花材を仕入れ、翌日の夕方に届く。初めて箱が届いたとき、彼女は上蓋だけを確認して、中身をきちんと見ずに受け取ってしまった。
水揚げ作業をしようと箱を開けると、蒸れで色が変わってしまった葉物があった。
彼女はすぐにアイロニーに電話をかけてきた。
スタッフの福田から「仲卸に連絡をして、代わりの花材の手配を急いでしてもらいましょう」とアドバイスをもらった。特急便でなんとかレッスンには間に合ったという。
そのとき福田が伝えたのは、「楽しみにレッスンに来てくださる生徒さんを悲しませない様にしっかり確認しましょう」というプロ目線の言葉だった。
一人で不安を抱えない。一人で失敗を抱えさせない。
認定校という仕組みを作った理由は、結局そこに尽きる。

なぜ、独自開講ではなく認定校を選んだのか

手古さんは、その理由をこう語っている。
「毎月アイロニーの素晴らしいデザインを提案頂ける事です。独自開講では到底考えられないデザインばかりなので、迷いはありません。」
壁にぶつかるたびに相談し、花材の欠品が出れば代案を教えてもらい、教室運営でのトラブルがあれば相談に乗ってもらう。
「どんなにお忙しい時でも、丁寧に対応して下さいます。」
そう言ってもらえるのは、うれしい。

生徒2名から7名へ。値上げしても、みんな通い続けてくれている

開講当初、生徒は2名だった。
今は7名になった。
レッスン料は5,500円から始めて、今年9月には7,700円にする。それでも、初めて来てくれた生徒は、全員が毎月通い続けているという。
「開業当初の気持ちが毎月変わらないでいる事を心がけています。」
地域からの依頼も、少しずつ増えている。近くの花屋には「ありきたりな花、墓花や仏花ばかり」という声を、依頼してくれた人たちから聞くそうだ。
花屋が少ないことは、彼女にとって、実はハンデではなかったのかもしれない。

手古さんから、これから始める人へ

彼女は、こう伝えたいという。
「レッスン準備の水揚げ作業、レッスンのお知らせ作り、お茶とお菓子の買い出し、レッスン当日の準備、その一つ一つがとても楽しい作業です。時には失敗もし、悩み事もできたりしますが、それもまた自分を成長させる為のものだと考えます。」
「私が背中を押して頂いた言葉、やりたいと思ったら直ぐ始めましょう!を皆さんにもお送りしたいと思います。」
手古さんが開いているレッスンの様子や予約状況は、SNS・予約ページから是非、確認してみてください。
「fleuriste à la française 翠」
Instagram:https://www.instagram.com/sui_flower2024
予約ページ:https://tol-app.jp/s/ri37iubaqr28abzzp726

最後に

花屋が少ない町でも、切花文化がなかった土地でも、花教室は根を張れる。
それを証明してくれたのが、手古さんだ。
あがり症で、自分には才能がないと諦めていた人が、今は7人の生徒に、毎月花を教えている。
もし今、同じように「自分の地域で花教室なんて」と迷っている人がいるなら、一人で抱え込まなくていい。
それが、このスクールの一番の軸にある考え方だ。
花教室・サロン開業をずっとやってみたいと思いがある方は、是非「I'llony Flower School Business Course」で一歩踏みだしてみませんか?
詳しくはこちら→https://sbc.illony.com/


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