名古屋の民だぎゃ 名古屋弁実演と名古屋文化論
名古屋弁原文
ちぃとみゃーに衣替えしとったら、エラいむかーしびゃーとしとったビレバンの本店でこうたNAGOYA CITYTシャツが出てきたもんで、それ着とったら、なんかしらんが名古屋アイデンティティいうもんが顔だしてきゃったんだわ。
んだもんで今日はおやつに天むす食って、夕飯にゃすぎゃーきゃの味噌煮込み食うたったわ。リャースもつけたってな。
しーたっても土鍋がないもんであんま気分でやんわ。鍋の蓋取り皿にする作法ができやんでかんわ。
あと天むすも蕗の漬物ついとりゃんで、なんや気ぃ抜けたでかんわ。名古屋やったらスーパーで売っとるもんにもついとりゃーで。天むすの蕗は添え物じゃにゃーで。アレがにゃーとただしめたえび天米に乗せとるだけやいうの京都の人らはちぃともわかとりゃんでかんわ。
(愛知県西部尾張地方、一部に三河ニュアンスを含む)
共通語訳と補足
先日衣替えをしたら、昔バイト先のビレバンの本店(名古屋発祥)で買ったNAGOYA CITYTシャツが出てきました。
今日はそれを着て過ごしましたが、すると妙に名古屋アイデンティティに火がつき、おやつにコンビニの天むすを買い食いし、夕飯は買い置きしてあったスガキヤ味噌煮込みを食べました。もちろんリャース付きです。ライスではなくリャースです。
そして土鍋がないのが残念です。土鍋の蓋を取り皿にする古式に則った所作ができません。また気分だけでなく土鍋の余熱か必要です。生煮えの麺や具材を余熱で火を通すことで、食感の変化を楽しみつつ熱いまま食べることができるのです。
一度他所で味噌煮込みを食べたら完全に火が通っており興醒めでした。そもそもメニューに「味噌煮込みうどん」と書かれていたのも興醒めです。味噌で煮込みものはうどんしかなく、味噌煮込みとだけ言えばいいのです。
ドテ煮もホルモンを味噌で煮込みますが、あれはドテ煮であってホルモンの味噌煮込みではありません。なにもわかっちゃいない。
なお天むすは伊勢地域の発祥ですが、ブランド化したのは名古屋なので名古屋飯です。しかし今日食べた天むすには蕗の漬物がついておらずこれも興醒めです。 あれがないとただの湿ったえび天を米に乗せているだけです。
いまいち名古屋アイデンティティが不発な一日だでかんわ。
