広告クリエイティブは聖書もわかりやすく語れるのか?その98
平日は広告クリエイティブの仕事にどっぷり浸かりながら、日曜日に日曜学校の生徒の皆さんに聖書のお話をするお役目をいただき、お話をさせていただいている原稿を晒すシリーズ。今日はパウロとバルナバがキプロスに伝道旅行に行った時の出来事。偽預言者、魔術師が登場します。なんのために登場するのか?そこから浮かび上がる本物とは?
使徒言行録4章4節から12節
4:聖霊によって送り出されたバルナバとサウロは、セレウキアに下り、そこからキプロス島に向け船出し、 5:サラミスに着くと、ユダヤ人の諸会堂で神の言葉を告げ知らせた。二人は、ヨハネを助手として連れていた。 6:島全体を巡ってパフォスまで行くと、ユダヤ人の魔術師で、バルイエスという一人の偽預言者に出会った。 7:この男は、地方総督セルギウス・パウルスという賢明な人物と交際していた。総督はバルナバとサウロを招いて、神の言葉を聞こうとした。 8:魔術師エリマ――彼の名前は魔術師という意味である――は二人に対抗して、地方総督をこの信仰から遠ざけようとした。 9:パウロとも呼ばれていたサウロは、聖霊に満たされ、魔術師をにらみつけて、 10:言った。「ああ、あらゆる偽りと欺きに満ちた者、悪魔の子、すべての正義の敵、お前は主のまっすぐな道をどうしてもゆがめようとするのか。 11:今こそ、主の御手はお前の上に下る。お前は目が見えなくなって、時が来るまで日の光を見ないだろう。」するとたちまち、魔術師は目がかすんできて、すっかり見えなくなり、歩き回りながら、だれか手を引いてくれる人を探した。 12:総督はこの出来事を見て、主の教えに非常に驚き、信仰に入った。
<偽物は本物を知っている>
みなさん、偽物、という言葉をしってますか?たとえば有名な絵画、絵ですね。その絵が偽物とわかった、というニュースがありました。どこかの美術館が高いお金を出して買ったんたんですが偽物と分かって、でも、その偽物を見たいという声があって公開するってなってました。面白いニュースですよね。偽物のことを贋作ともいいます。贋作をつくる専門の人がいるそうです。そのドキュメンタリーをみたんですが、絵が本物かどうかを調べるにはその年代の絵の具かどうかがとても大事だそうで、その年代の絵の具にみせかけるには、こうする、とかいろんなやり方が紹介されてました。
偽物をつくる人はどうすれば本物に見えるかをめっちゃ勉強してるんですよね。裏にサインが入ってるなら完璧にそれを真似したり。最近は新しいカメラで鑑定していて、絵の具を何層に塗ってるかもわかるから、そこもマネしないとだめ、などなど、ものすごい努力。だから、偽物を作れる人は一番本物を知ってるとも言えるんですよね。
今日のお話は偽物と本物のお話しです。
<偽預言者バルイエス>
サウロさん、パウロさんですが、先週のお話しにあったようにバルナバさんとパウロさんが選ばれて、キプロスという島にイエス様のお話をしにいきました。この選ばれたのはなぜか、それは、神様が選んだからという理由でその人に能力があるから、ではなくて、ただ神様が選んだというお話しでした。その二人がキプロス島につきました。東の方にあるサラミスという街について、そして島全体をまわりながら、イエス様のお話をしていったんですね。そして西の端っこのパフォスという街につきました。そこに偽預言者のバルイエスという人がいたんです。いいですよね、いきなり偽預言者って決めつける感じが。そしてその偽預言者のバルイエスさんは当時の偉い人、ローマから派遣されている、バウルスという人と仲が良かったそうです。このバウルスという人は賢明な人と書いてあります。賢明というのは賢いという意味です。この賢いバウルスさんが最近キプロスの島に来て、いいお話をしてくれているという噂のバルナバさんと、パウロさんのお話を聞きたいって言ったんですね、それぐらい噂になっていたんでしょうね。
<総督からパウロとバルナバを遠ざける偽預言者>
そこで偽預言者のバルイエスさんは8節「二人に対抗して、地方総督をこの信仰から遠ざけようとした」とあります。偽預言者のバルイエスさん、魔術師エリマとも呼ばれていたそうで、この賢いバウルスさんにいろんなお話をしてたんでしょうね、でも、そのお話は魔術師という言葉どおり、怪しいお話で、なにか悪いことをすると、バチがあたる、とか、悪魔にとりつかれるとか、いろんな話をしてたんですね。で、そんな話を普段はきいていた、バウルスさんという人はその話を聞いていただんだけど、なんか噂になっているバルナバさんとパウロさんのお話を聞いてみたいと思ったんですね、普段聞いてる魔術師の話では物足りないとおもっていたのかもしれないですよね。そこでその魔術師エリマさん、ややこしいですがさっきのバルイエス、偽預言者と同一人物、同じ人ですが彼が、地方総督にバルナバさんと、パウロさんのお話し、聞かなくていいよ、とか、あれは嘘ですよ、とか、そういう邪魔をしてきたんですね。
<なぜ偽預言者、魔術師は邪魔をしたのか?本物とは?>
なんで邪魔をしたのか、というのが今日のポイントです。この魔術師、偽預言者のエリマさんは、やばい!と思ったんですね、このバルナバさんとパウロさんの話をバウルス総督が聞いたら、そっちがいいってなる!と。バウルス総督にはバルナバさんとパウロさんの話きかせたらあかん!そっちがいいってなってしまって魔術師の自分の話きいてもらえなくなる!バウルス総督と仲良しってことで今、自分は生活できてるのに、あかん!って思ってたんです。なぜ、そう思ったのか、噂を聞くに、ひょっとしたら二人の話をもう聞いてたのかもしれませんが、あれは本物や、と思ったからなんですね。
イエス様のお話し、それって、本当に人生にとって意味のあることなんだろうか?聞いた方がいい話なのかな?と思う人も多いと思います。そう思ってる人に対して、普段からイエス様のお話し聞いている人が、本当だよ!いいお話しだよ!って言われたらみなさん、どう思いますか。それで、そうなんだ!と思うかもしれませんが、そりゃ、あんたは信じてるかもしれへんけど、僕は、と思う気持ちもわかりますよね。絵を見て、絵の持ち主がこの絵は本物です、っていうようなもので、そりゃ本物っていうわな、という状態。でも今回の魔術師エリマさんが、あの2人の話はやばい、聞いたら信じちゃう!つまり本物だ、と思ったってことなんです。本物だから聞かせたらダメなんです。信じちゃうから。偽物を作ってる人が本物が分かる、最初にお話しした偽物の絵を作る人が本物が分かるということとおんなじことなんですね。なのでこのお話はバルナバとパウロさんのお話が本物、本当の神様のお話をしていた、ということが分かる、とても面白い聖書の箇所、なんですね。
<パウロと偽預言者、魔術師との対決>
それは聖霊が一緒にいてくれたから、本当のお話しができた、本物にしてくれたということでもあります。その後、パウロさんと魔術師エリマさんは直接対決することになります。ものすごい言葉をかけます。睨みつけていいました19節の後半ですが、お前は主のまっすぐな道をどうしてもゆがめようとするのか。と。これは神様に辿り着こうとする人の道をまげちゃう、じゃまする、ということですね。なんで邪魔するんやとパウロさんは怒っています。そして、なんとお前は目が見えなくなって、時が来るまで日の光を見ないだろうと。言ったら、この魔術師エリマさんは目が見えなくなってしまいました。すごいですよね。パウロさん、自分もダマスコ行く途中に同じ目にあいましたが、今度は人にするという。時が来るまでという言葉にあるように、いつかまた見えるようになるけども、いったんは、見えなくなります、ということ。それを見て、賢いバウルス総督という人は神様を信じる人になりました、というお話しです。
<偽物を使って本物を炙り出す>
今日のポイントは、偽物は本物が分かるということなんです。聖書というのはいろーんな言い方をしてイエス様、神様、聖霊が唯一の神さまで、その愛について、わかるようにしてくれる本です。そのいろんな証明の仕方、イエス様が神様だよーということの証明の仕方の中でもとても面白いアプローチでイエス様が神様であることを教えてくれる箇所なんです。イエス様が悪霊に取り憑かれた人から、神の子はこっちに近づくな!って言われたりする話も同じカタチなんですね。この魔術師の人もそのことに気づいてイエス様を信じる人になったらいいなあとも思います。いろんな形でこの聖書はわたしたちにその証明をしてくれています。その中でどれでもいいのでみなさんが、あー、本当にそうなんだな、と思ってもらえたらいいなと思うのでいろんな聖書の言葉、お話に触れてほしいなと思っています。おしまい。
