サッカーで学んだ「人が伸びるかどうかは環境と教わる人で決まる」という現実
サッカーでは当たり前なのに、社会人になると忘れがちなこと
サッカーが上手くなりたい人は、自然と以下のことを考えることが多い。
強いチームか
練習の質は高いか
指導者は誰か
でも社会人になると、
「今の職場で頑張るしかない」
「上司ガチャだから仕方ない」
と、環境や教わる人を選ぶ視点が急に薄れることがあります。
本当にそれで成長できるのか、考えてみたいと思います。
サッカーでの「環境」の話:成長速度は周り次第
レベルの高い環境では
基準が高い
手を抜くとすぐバレる
無意識のうちに強度が上がる
逆に、周りが緩い環境では
勝ち負けにこだわらない
指摘も少ない
こうした環境では、本人がどれだけ頑張っても、成長速度には限界があります。
これは努力不足ではなく、環境の設計ミスだと言えます。
「誰に教わるか」で変わる成長角度
良い指導者は
何ができていないかを言語化できる
再現性のある練習を提示できる
伸び代を見抜く
ダメな指導は
根性論だけ
感覚論だけ
昔話ばかり
サッカーでは「この監督のもとでやりたい」とチームを選ぶ人も多いです。
理由はシンプルに少しでもプロに近づける力を身に着けられるかどうか。
成長している人ほど、教わる人をシビアに見ているのです。
社会人でも同じ構造:環境と人で差がつく
仕事でも、いる場所により
周りのレベル
求められる基準
フィードバックの質
で成長速度は大きく変わります。
同じ年数働いていても
伸びる人
伸びない人
が分かれる理由は、本人の能力差より、置かれた環境と上司・先輩の差です。
現状で満足している人について:安心と現実のギャップ
「今の職場や仕事に満足しているので、特に成長は求めていない」
そう感じている人もいると思います。
実際、
上司や部下に恵まれている
仕事にやりがいがある
人間関係のストレスが少ない
という環境にいるなら、無理に変わる必要はありません。
ただ一つ、忘れてはいけないのは、
現状はいつまでも現状のままではないという事実です。
会社の景気が変わることもあれば、
突然の異動、上司の交代、同僚の退職や休職もあります。
結婚、出産、育休、介護といったライフイベントも、
自分や周囲の働き方を大きく変えます。
後輩が入り、立場が変わることもあれば、
将来的にリストラや組織再編が起こる可能性もゼロではありません。
実体験:最初の会社のサッカー部先輩から聞いたリストラの話
私が一番最初に正社員として就職した会社で、
サッカー部の先輩として可愛がってもらっていた方から、
約10年ぶりに連絡がありました。
そこで聞いたのは、
あれだけ景気が良かった会社が、ついにリストラを敢行したという話でした。
対象になったのは40代〜50代。
会社に人生を預けてきた世代です。
しかも高卒でずっと会社の為に頑張ってきた人たち。
会社の中では評価されていたとしても、
会社の外で通用する資格や技術がない人にとっては、
それは「恐怖」でしかありません。
居心地が良くても、今の環境は保証されているわけではないのです。
また、正直な話として、
「成長したくない」というより、
現状がいっぱいいっぱいで余裕がない人も多いと思います。
成長を望まない人間は、ほとんどいません。
それでも動けない理由は、
失敗が怖い
努力して結果が出なかったときに恥ずかしい
今より評価が下がるのが嫌
といった感情がブレーキになっていることが多いです。
サッカーでも、
レギュラーを取っている選手ほど、
「今のままでいい」と思った瞬間に、
気づかないうちに周りに追い抜かれていきます。
現状維持は、止まっているようで、実は後退していることもあるのです。
じゃあ何から始めればいいのか:大前研一さんの3つの方法
ここで紹介したいのが、大前研一さんの有名な言葉です。
「人間が変わる方法は3つしかない。
1番目は時間配分を変える。
2番目は住む場所を変える。
3番目はつきあう人を変える。
この3つの要素でしか人間は変わらない。
最も無意味なのは、『決意を新たにする』ことだ。」
① 時間配分を変える
まず一番現実的なのが、時間の使い方です。
本業が忙しいのは誰でも同じですが、本業以外の時間をどう使うかが大事です。
スマホや何も考えず過ごす時間を
→ 学ぶ時間、挑戦の時間に少しずつ変える
サッカーでも、チーム練習以外でどれだけボールを触ったかで、数年後に差が出ます。
仕事や人生でも同じです。
② 住む場所を変える
必ずしも引っ越す必要はありませんが
通勤時間が長すぎないか
集中できる環境か
学びたい人や場所から遠すぎないか
環境は思っている以上に人の集中力を奪います。
集中できる場所に身を置くことは、立派な自己投資です。
私が知り合った方で、新卒で入った会社が麻布十番にあるのに職場から徒歩2分の場所に住んでいたと聞き、給与の半分くらいは家賃に消えていたと言っていたが仕事のクオリティをあげたいから気にならないという方もいました。
③ つきあう人を変える
愚痴ばかりの集まり、飲み会
現状維持を正当化する会話
挑戦する人を冷笑する空気
こうした環境に長くいると、知らないうちに思考も引きずられます。
成長したいなら、
自分より少し先を走っている人
行動している人
学び続けている人
の近くに身を置くことが大切です。
付き合いが変わると止めてくる人は一定数いますが、止める人に限っていざという時に、そんなつもりはなかったと言ってきますので、周りにどう思われようが気にせずに変えていきましょう。
まとめ:環境と人を選ぶ視点を持とう
サッカーでも、社会人でも、
成長できるかどうかは才能だけで決まりません。
どんな環境に身を置くか。
誰に教わり、誰の近くで時間を過ごすか。
その積み重ねが、数年後の差になります。
ここで誤解してほしくないのは、
今いる環境や、今つきあっている人たちが悪いわけではないということです。
ただ大切なのは、
あなたが本当に欲しい状態、結果、未来に対して、
その環境や人たちが効果的かどうかです。
努力はもちろん大切ですが、
その努力が正しく積み上がるかどうかは、
環境と教わる人によって大きく左右されます。
もし今、
伸び悩んでいる
停滞している
このままでいいのか不安
そんな気持ちがあるなら、自分を責める必要はありません。
環境や人づきあいを変えることは、正直ストレスがかかります。
一人で全部やろうとすると、なおさらです。
だからこそ、
同じ志を持つ人
少し先を走っている人
一緒に挑戦できる人
周りの力を借りることが大切です。
一気に変えることで覚悟が決まる人もいれば、
段階的に少しずつ変えることで負担を減らす方法もあります。
どちらも立派な選択です。
サッカーで、より高いレベルを目指す選手ほど、
環境と指導者にこだわるように。
人生や仕事においても、
「どこで、誰と成長するか」を選ぶ視点を、
これからも大切にしていきたいと思います。
正解は一つではありません。
本記事が、同じように考えている方や悩んでいる方にとって、思考を整理する材料になれば幸いです。
