四面楚歌だった私に、四方から風が吹いてきた。
昔の私は、四面楚歌だった。
前を向いても、
後ろを向いても、
横を見ても、
味方がいるようには感じられなかった。
何をやっても空回りして、
誰にも伝わらない。
だから、四方から聞こえてくるものは、
応援ではなく「楚歌」に聞こえていた。
でも、最近ふと気づいた。
同じ「四方」なのに、
聞こえてくるものが変わっていた。
noteでは、言葉に共鳴してくれる人が現れた。
Discordでは、「今日やったこと」を見守ってくれる仲間がいる。
ホームページという、小さな入口をつくった。
記事を書けば、
違う分野で「整える」を大切にしている人たちとも自然につながる。
四方から、
少しずつ風が吹いてきている。
もちろん、風は保証じゃない。
仕事が約束されたわけでもない。
人生が急に楽になるわけでもない。
でも、昔との決定的な違いがある。
昔は、
四方から何かが飛んできて、耐えるだけだった。
今は、
四方から吹いてくる風を受けられる。
思えば、風が変わったというより、
私が少しずつ帆を張れるようになったのかもしれない。
記事を書いた。
一晩発酵棚に置いた。
ホームページという、小さな入口を作った。
Discordに今日やったことを記録した。
小さなことを続けてきた。
風は、あとから吹いてきた。
「風の時代」という言葉を聞くことがある。
以前の私は、
それを時代の話だと思っていた。
でも今は少し違う。
風は、時代が運んでくるものだけじゃない。
自分が帆を張ったとき、
初めて受け取れるものでもある。
昔は四面楚歌だった。
今は四方から風が吹いてくる。
だから今日も、
焦って風を追いかけるより、
帆を整えようと思う。
風は、自分では起こせない。
でも、
帆は、自分で整えられる。
