休職13日目・寮付き工場派遣とサービスのあいだ。〜私が見たふたつの世界〜
寮付き工場派遣。
色々な土地から、色々な理由を抱えて
人が集まってくる。
共通しているのは「家族との縁が薄い」人が多いこと。
大型連休に帰省する人が少ない。
実家へ20年帰っていないという50歳男性もいた。
8年、の私なんてまだまだである。
住まいを提供してもらっているからこそ、
会社に歯向かう=路頭に迷う。
だから基本従順で、おとなしい。
…その“おとなしい空気”が、逆に怖い・気味悪いと感じることもあった。
端から見れば『同族嫌悪』だけど。
男性は独身40代以上が多く、在籍長い人が多い。
「工場派遣の男性は元犯罪者もいるから気をつけろ」と忠告されたこともある。
実際、昔の同僚が窃盗容疑で新聞に載ったのには驚いた。
その一方で、大卒の人もちらほら混じっている。
女性は、バツいち、実家嫌い、事実婚、
私のように自由重視など背景はさまざま。
ただ、深入りしすぎると疲れるから、
私はあまり近づかなかった。
というのは、
はじめて話した11歳下の同僚女性に、
いきなり
「わたし、バツいちなんですよ〜」
と自己開示されたことがある。
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彼女は何気なく言ったのかもしれない。
でも、聞いた瞬間に私は
ゾクッと寒気を感じた。
妙に空気が重たくなるような感覚。
バツいちの女性にはこれまで何十人もお会いし
たくさん会話しているが
こんな感覚ははじめてだった。
これが巷で言う
「サゲ」
なのかもしれない、と思った。
※絶対『アゲ』(´∀`∩)↑↑を選びましょう。
私は工場の現場で日々をこなす中、
無機質なライン作業と、
空気の読めない人間関係にすり減っていた。
だからこそ、大型連休や休日は
「非日常」の世界に身を置いてみたかった。
スキマバイトや短期アルバイトで
選んだのは、ホテルやウエディング業界。
そこにいるお客様は、
人生の特別な日を迎える人たち。
幸せそうで、穏やかで、
お金にも時間にも余裕のある人たち。
毎朝、送迎バスで乗り合わせる同僚達とは違い、幸せかつ余裕オーラがある。
そんな人たちに囲まれて働くことは、
私にとっての**「日常からの脱出」**だった。
慌ただしくも華やかなその空間は、
自分の中の女らしさや柔らかさを
少しずつ取り戻してくれる気がした。
