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Insta360 Antigravity A1を実際に飛ばしてわかったこと|ドローン歴10年の率直なレビュー

みなさん、こんにちは!
株式会社Kanatta代表取締役社長の井口恵です。

先日、とても面白いプロダクトに出会いました!

ドローン業界に関わって約10年。
仕事で数多くのドローンを見てきて、最近はDJIなどから新しい機体が発表されると「飛ばしやすい!」「そろそろ買い換えようかな?」と思うことはあっても、「価値観が変わる」ような体験は以前より少なくなっていました。

そんな中で先日ドローンジョプラスのイベントで体験する機会があったのが、Insta360 Antigravity A1です。

結論から言うと、これは「普通のドローン」として評価すると少し物足りないかもしれません。でも、「新しい映像デバイス」と考えると、とてもワクワクする製品でした!

Antigravity A1を最初は物足りないと感じた理由

初めて飛ばしたとき、率直に感じたのは、

「操縦しづらい。。」

ということでした。

DJIのドローンを使い慣れている人なら、この感覚は共感してもらえると思います。

空間を自由に飛び回り、空撮するイメージしていると、Antigravity A1は少し物足りなく感じるかもしれません。なぜなら、ドローン専用の送信機ではなく、簡易的なスティックで直感的に操作することを求められるためです。

しかも、前後の移動と旋回はできるものの、左右の横移動ができない!

「これなら普通のドローンのほうがいいのでは?」

最初は私もそう思いました。

でも、それは"普通のドローン"として見ていたからでした

ゴーグルを通して映像を見せていただいたときに、その考えは変わりました。

専用ゴーグルでFPV体験中

Antigravity A1は360度カメラを搭載しています。

つまり、飛行中に細かく構図を考える必要がありません。

あとから好きな方向を切り出せるので、「右へ移動して構図を作る」「左へ回り込んで撮る」といった従来の空撮で必要なテクニックを身につけなくても十分映像が作れるのです。

そう考えると、横移動を重視しない設計にも納得できました。

ドローンというよりは、「空から360度映像を記録するためのデバイス」と理解すると、一気に見え方が変わったのです。

映像を撮る体験そのものが楽しい

私が一番面白いと感じたのは、「撮影する」というより「あとから映像を作る」感覚でした。

飛ばしているときは、細かな構図よりも飛行そのものを楽しめる。

そして撮影後に、「ここを切り出そう」「この角度が面白い」と編集していく。

集合写真もこんな角度で!

これまでのドローンとは、映像制作のプロセスそのものが違います。

だから私は、Antigravity A1はDJIのライバルではなく、むしろ360度カメラやアクションカメラの延長線上にある、新しい映像デバイスだと感じました。

点検用途でも活躍する可能性を感じた

もう一つ興味深いと感じたのが、点検用途への可能性です。

もちろん、本格的なインフラ点検や測量を行う専用機とは用途が異なります。

それでも、「とりあえず360度で現場を記録する」という用途には向いているのではないでしょうか。

例えば設備の周囲を飛行させて映像を残しておけば、現場では見逃していた箇所も、あとから好きな方向を確認できます。

点検は「その場で見つける」だけではなく、「あとから振り返れること」にも価値があります。

360度映像という特徴は、その可能性を広げてくれるかもしれません。

DJIユーザーには物足りない。でも初心者には新しい選択肢になる

一方で、DJIのような自由な飛行性能を期待している人には、少し物足りなく感じる場面もあると思います。

細かな操縦を楽しみたい人や、本格的なシネマティック空撮をしたい人には、従来のドローンの方が向いているでしょう。

でも、それはAntigravity A1が劣っているということではありません。

目指している体験が違うのです。

私たちはドローンジョプラスで、多くの初心者向け体験会を開催してきました。

親子で体験を楽しむ方も

初めてドローンに触れる人の多くは、「操縦」と「撮影」を同時に考えなければならないことに難しさを感じます。

Antigravity A1は、その負担を大きく減らしてくれます。

まずは飛ばすことを楽しむ。

映像はあとから考えればいい。

この発想は、ドローンの入り口としてとても魅力的です。

まとめ|Antigravity A1は「ドローン」ではなく、新しい映像体験を楽しむデバイス

もし「DJIのようなドローン」を期待して購入すると、少しイメージが違うかもしれません。

でも、「空を使った新しい映像体験がしたい」「360度映像をもっと気軽に楽しみたい」と考えているなら、とても面白い選択肢だと思います。

私自身、最初は少し物足りなさを感じましたが、そのコンセプトを理解すると評価は大きく変わりました。

ドローンとして見るのではなく、新しい映像デバイスとして見る。

そう考えると、Antigravity A1はこれまでになかった楽しさを持った製品です。

そして何より、この製品がきっかけで「ドローンって面白い」と感じる人が一人でも増えるなら、ドローン業界にとっても大きな価値があるのではないかと感じています。

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