経営者というコスプレ
おそらく、多分ですけど。
最近、自称経営者の人が多くないですか?
この違和感をもってるの、
私だけ?私だけでしょうか?
バブル時代の終演、私が20歳かちょい前ぐらいの時も、とても現在と似ていて自称経営者の怪しい人が大勢いました。
「成功者になりたい人ブーム」
なんだったかなと思う。
バブルが終わった後、実際の景気は悪いのに
バブルは絶対終わらないおじさんが沢山いたし、
現在よりは、終焉に向かっているとは言え、
景気はまだ良かった。そして
自己啓発や成功本がやたら流行った。
みんな不安だったからかな。
成功者のフリをする人も増えていた。
この感じが、現在と似ている気がする。
景気は良くないし、給料もそんなに増えない。
でもSNSを開くと、
* AI社長
* コンサルタント
* 起業家
* プロデューサー
* マーケター
が大量発生している。
「なぜ人は経営者になりたがるのか」
私は昔から不思議だった。
景気が良い時よりも、景気が悪い時の方が
経営者っぽい人が増える気がする。
そう、最近また多くなった気がする。
もちろん本物の経営者もいるだろう。
でも感じてしまう、
「経営者というコスプレをされてるんですか?」
もちろん気のせいかもしれません。
私は経済学者ではなく、ただのおじさんです。
「経営者が嫌い」では無いんです。
身近にいる尊敬できる人が経営者の方だし、
まだ成功してなくても、
本気で何かをやろうとしている人は大好きだ。
なので、この違和感の正体は、
結果じゃなくて、演出だけ先に始まっている状態
なんじゃないかな。
例えば、
* 憧れの人がいて真似する
* 失敗する
* 試行錯誤する
* 少しずつ成長する
これは見ていて応援したくなる。
人間味があるから。
でも、
* 勝ち筋
* 解像度
* アセット
* レバレッジ
* エコシステム
* スキーム
みたいな言葉だけ増えて、
「で、何をして何を作ったの?」
みたいな人。
苦手なのは、
努力している人ではなく、成功者を演じている人
なのかもしれない。
本当に経営をしている人は、案外地味だったりする。そして、苦労を苦労と思わずどこかそれを楽しんで行う人だ。
そういう泥臭い話より、成功者らしい言葉を語る。
理想の人を真似している人は好きだ。
しかし最近は、人を真似するのではなく「肩書き」を真似している人が増えた気がする。
経営者を目指すんじゃなくて、経営者っぽさを目指している。
中身より先に肩書きが来る、だから嫌悪感というより、
『あれ?順番逆じゃない?』
例えば、
「私はこういうことをやっています」
は好き。
でも、
「私はこういう人です」
が先に来ると違和感を感じる。
言い換えると、
経営者だから経営者らしく見えるのは自然だ。
しかし経営者らしく見せることから始めると、何かが逆転している気がする。
あと面白いのは、これって経営者に限らない。
* 思想家っぽい人
* 投資家っぽい人
* クリエイターっぽい人
* インフルエンサーっぽい人
全部に共通する。
人間は中身より先に記号を見たがる。
逆で、まず人間を見たい。
だから肩書きや演出が前面に出ると、
「で、この人はどんな人なんだろう?」
が気になってしまう。
私は経営者に憧れる人は嫌いじゃないよ。
しかし経営者を目指す前に、経営者の演技を始める人を見ると少し不思議な気持ちになる。
そして何より、
「結果じゃなくて、演出だけ先に始まっている状態」
Threadsで面白いものを見た。
AIに分析させた自分の思考マップを公開している人だ。
戦略家。
革新者。
プロデューサー。
経営者。
なんだか凄そうな単語が並んでいる。
それを見て私は思った。
「ちょっと、懐かしいなぁ……」
だった。
なぜなら、私の最大の黒歴史に似ていたから、
ノートに真面目な顔で
「クラス別ケンカ最強ランキング」を作っていたからである(笑)
根拠はない。ろくに殴った事も殴られたことも無い、しかし空想していた。
今思うと不思議だ。
さらに、
AI思考マップも少し似ている気がした。
自分を理解するためではなく、
自分を「それっぽく見せるため」に使い始めると、
厨二病全開の私がノートに書いた、
ケンカ最強ランキングと変わらんのでないかと
私は昔から「〇〇っぽい人」が少し苦手だ。
経営者っぽい人。
インテリっぽい人。
不良っぽい人
成功者っぽい人。
「〇〇っぽい人はポイしてください。」
たぶん私は、
結果より先に演出が始まるとムズムズするのだと思う。
もっとも、
中学生の頃にクラス別ケンカ最強ランキングを作っていた私が言っても説得力はない。
わかんないけどね(笑)
