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【エッセイ】大粒納豆のすすめ

 本日、七月十日は語呂合わせで納豆の日。
 せっかくなので、今日は納豆の話を。

 お勧めを聞かれると、私は特定のブランド名ではなく兎にも角にも「大粒」と答えます。

 小粒やひきわりは糸を引きやすく、ご飯によく絡みます。さらに豆の表面積が広い分、旨味も強いのだそうです。

 そんな主流派を差し置いて、あえて大粒を選ぶのにはちゃんとした理由があります。小粒やひきわりに比べて、大粒は豆そのものの味をよりしっかりと感じられます。

 口に含んだ瞬間に広がるふくよかな大豆の風味。
 何より、噛み始めた瞬間に歯を押し返すような弾力。
 すっと噛み切るまでの、柔らかい歯応えへの変化。
 この贅沢な食感を存分に楽しめるのは、大粒ならではの特権だと思うのです。

 それなのに最近、スーパーの納豆コーナーを占めているのは小粒やひきわりばかり。かつてはもっと選択肢があった気がするのですが、今や大粒納豆にはなかなか出会えなくなってしまいました。

 きっと、私のような大粒好きは少数派なのでしょう。それでも構いません。だからこそ、売り場でふと大粒のパックを見つけたときの喜びはひとしおです。

 昼休み、職場近くの成城石井に行ってきました。
 納豆売り場をのぞくと、ありました。「国産極大粒納豆」。さすが成城石井。期待を裏切らない品揃えです。3パックで226円。普段なら少し高いと感じる値段ですが、今日はむしろ期待が膨らみました。もちろん、迷わず購入しました。

ちょっと割高なのが余計期待を高まらせます。

 これで明日の朝食のおかずは決定です。
 ……いや、今日は納豆の日です。
 我慢できる気がしません。

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