見出し画像

何故スクリーム7はボイコットされているのか?

昨日22時ごろに大ヒットホラーシリーズスクリームの最新作スクリーム7の予告が解禁された。
原点回帰となり、主人公はネーヴ・キャンベル扮するシドニーがカムバック。6度も死線を潜りくけてきた彼女だが、今度は娘が狙われてしまう。今度は一体誰が?何のために?その目的とは?あらゆる謎が深まる中、彼女は娘を守るために奮闘する…というのがストーリーになりそうだ。
実に面白そうな話だが、今回は状況が違う。
というのも、引用RPなどを見てもらえれば分かるのだが非常に穏やかではない批判中心の投稿が多く、ボイコットしよう!という声するも上がっている。
大ヒットシリーズの最新作なのに?と思う人もいるかもしれませんが、怒っても仕方ない出来事が起こったためこの反応は必然的でした。

というのも、そもそもスクリーム7の主人公は5と6で大活躍したカーペンター姉妹が主人公で舞台はクリスマスのNYになるはずだったからです。
こちらもこちらでなるほど面白そうと思いますが、実現せず今回の予告に描かれている内容になりました。何故実現しなかったのか?
理由を簡単かつ簡潔に表現すると、理不尽な出来事によって主演だった俳優が降ろされもう1人も後を追ったからです。
何故その様な出来事が起こったのかの大きな理由をここに記していきます。これ以外にも理由はありますが、大きな理由だけになります。ご了承下さい。


カーペンター姉妹について

本題に入る前に、カーペンター姉妹についてお話ししておきます。この2人はスクリーム5ことスクリーム(2022)から主役になった主人公のコンビで、訳アリな家庭環境な姉妹です。姉のサムはシリーズの舞台であるウッズホロー出身で勝手に家を飛び出し、妹のタラはその事に苛立ちながら思春期を過ごしていましたがゴーストフェイスの魔の手が迫った事で姉妹は再会を果たしました。この姉妹についての出来事ですが、是非映画を見てもらいたいです。この2人のドラマをここでお伝えするのはなんだか勿体無いですし、観てもらえれば何故人々が今作に怒りを露わにしてるのかある程度分かってもらえると思うので。

では本題に入ります。



そもそものきっかけ

2023年10月7日、ガザとイスラエルによる戦争が勃発しています。(パレスチナ・イスラエル戦争とも呼ばれています)インターネット上で情報を漁っている人なら幾らか耳にするかとは思いますが、この戦争がメディアに与えた影響は計り知れません。ある俳優は宗教上の理由もありイスラエルを支持したり、ある俳優が理不尽な暴力による虐殺をやめろと声をあげたり、今日まであらゆる活動が毎日の様に行われています。
スクリーム7の主演に抜擢されていたメリッサ・バレラは後者でした。
イスラエルによる攻撃を民族浄化でありジェノサイドであると、SNSで投稿したのです。(恐らくインスタグラムだったはず)
それが製作陣にとっては大きな問題でした。

製作会社の一つであるスパイグラスは彼女の発言を(あえて原文を載せておきます)
We have zero tolerance for antisemitism or the incitement of hate in any form, including false references to genocide, ethnic cleansing, Holocaust distortion or anything that flagrantly crosses the line into hate speech,
と強く非難し彼女を解雇しました。
戦争というのは心が痛み実にひどい出来事です。そのため、こんな事はやめてくれ!と誰かが叫ぶのも必然的に発生するものです。主観が入りますが、彼女の非難のどこがヘイトスピーチなのか2年経っても分かりません。そして憎悪を煽ってる様にも見えませんでしたし、露骨にすら思えませんでした。
しかし、2年前の記事にイチャモンつけても起きた事は変わりません。ここまでにしておきます。
とにかくスクリーム7の主演だったメリッサは解雇されてしまいました。


主演を1人手放してしまった製作陣だが、ドミノ倒しの様に状況は悪化していきました。


ドミノ倒し

今度はジェナ・オルテガが降りると発表がありました。それも、メリッサが降板させられたというニュースの翌日に。

スクリーム7の監督として就任していたクリストファー・ランドン(ハッピー・デス・デイシリーズなど)監督も今作を降りました。

ジェナはウェンズデーの撮影や多忙なスケジュールが原因で降板となったと報道され、クリストファーは「夢の仕事が悪夢に変わってしまった」と今作の監督を降りた理由をXで語っています。

兎にも角にも、スクリーム7は崩壊しました。
そこから蘇ったのが昨日投稿された予告の様な内容です。
主演はネーヴで監督脚本にはシリーズの生みの親の1人であるケビン・ウィリアムソンという新体制になったのはこの出来事が起こってしばらく経ってからになります。

その後

メリッサはこの一件の後、10ヶ月ほど仕事が来なくなり本人も「人生が終わってしまった」と思ってしまうほどに追い詰められた状況にありましたが、現在は仕事に復帰しておりレニー・ハーリン監督の新作に出演することも決定した。

また、ジェナは今年に入り降りた本当の理由を語りました。

「お金やスケジュールの問題ではありません。メリッサの一件で全てが壊れ始めました。監督や俳優陣含め恋に落ちた面々と一緒じゃない中で撮影するのは、キャリア的にも正しくないと思えたのです」(要約)


そして"boycott"へ

前述した様に数々の別の理由はありますが、大きな理由の下にスクリーム7の予告編は現在非難を浴びており、ボイコットしてください!という投稿も数多く見られます。(中には俳優に対する非難もあったり)

とにかく、大まかになりますがスクリーム7が予告解禁直後にボイコットされてる理由になります。まだ公開まで4ヶ月ありますが、現在海の向こうのSNSで行われている事は立派なボイコットであると思います。
そして、私自身もスクリーム7を快く受け入れられていません。彼女の身に起こった出来事を考えるとやはり理不尽に対する苛立ちがあります。ですが今作の行く末を見守る所存ではありますし、内容を確認してレビューをするという行動のためにも恐らく観る事になるかもしれません。ですが、この出来事が起こった上で製作されたことは決して忘れません。理不尽によって計画は破壊されたのです。それを絶対に忘れはしません。


スクリーム7は全米にて来年の2月27日より公開。現時点で日本公開は変わらずアナウンス無し。



※追記 4/23
日本での公開が決定しました。

この記事に記されている通りに、今作への気持ちはやはり納得できないところがあります。降板事件もそうですし、ここ最近のパラマウントの動き方も(ネトフリの件)はどうも、顔をしかめる問題であります。
ですが、観ます。結局のところ、観て判断するしかありません。
どうやら、ボイコット以外にもシリーズの中ではそこそこという話も聞きますが、観なきゃわかりませんし仮に泥船になったとしてもその泥船ごと沈もうじゃありませんか。見届けて、浮き上がればいいだけの話です。

それでも、メリッサを降板させた理由とジェナ、そしてクリストファーが降板した理由についてはしっかりと憶えておきます。
こんな事、金輪際起きてほしくないですよ。
そもそも、起こすべきじゃありませんよパラマウントさん。

いいなと思ったら応援しよう!