【家族】ズル休みばかりしていた長男が、社会人になったら別人になった話
今回は長男の話です。
小学生の頃の長男は、活発な子でした。
勉強も問題なくできて、熱が出た時以外はほとんど学校を休まない。
懇談で先生に褒めてもらうことも多く、親として心配することはほとんどありませんでした。
サッカーとゲームが大好きな、ごく普通の男の子でした。
変化があったのは、中学生になってからです。
中学校は家から自転車で40分ほど。体調が悪いわけでもないのに、
「今日は休む」
という日が、ぽつぽつ出てきました。
最初は理由がわかりませんでした。
ゲームをしたいだけじゃないの?
そう思って、スマホやゲーム機を預かって仕事に出たこともあります。
怒ったこともあったし、なだめたこともありました。
でも、一度「休む」と決めた日は、何を言っても行きませんでした。
年間で20日くらい休んでいたと思います。
高校受験を控えた親としては不安でした。欠席日数が受験に影響すると聞いていたから。
当時、夫は夜勤があって平日に休みがあり、私もパート勤務で平日に休める日がありました。
だから、学校を休んだ長男を連れて、3人で平日にランチへ行ったことも数回あります。もちろん、他の兄弟には内緒で。
学校へ行くよう説得もしました。欠席日数のことも何度も話しました。
でも、その日行かないと決めた長男を前に、私もどこかで気持ちを切り替えていたんだと思います。
どうせ今日は行かない。それなら、せっかくだから美味しいものでも食べに行こう。
今思えば甘かったのかもしれません。
でも、あの時の私にはそれしかできませんでした。
怒ったり、
心配したり、
なだめたり、
親として何が正解なのかわからないまま、ただ向き合っていました。
高校受験では、実際に欠席日数について言われました。
それでもなんとか推薦で合格。
高校生になってからも、たまにズル休みは発動しました。
大学進学の時も少し迷いました。
家から通えなくはない距離でしたが、「遠いから面倒になった」と言って休む姿が目に浮かんだんです。
だからお金はかかるけど、学校の近くで一人暮らしをさせました。
大学は資格取得を目指す学科で、留年する人も少なくなかったようです。
それでも長男は必要な単位をきちんと取り、留年せずに卒業しました。
たまに授業はサボっていたようですが…
そして社会人になった時、驚くことが起きました。
全く休まなくなったんです。
家族の中でも、
「本当に同一人物?」
と話になるくらい。
中学や高校の頃の姿を知っているからこそ、不思議でした。
ある日、少し熱があった時のことです。
私は思わず、
「今日は休むん?」
と聞きました。
すると長男は、
「いや、行くよ」
と当たり前のように答えました。
私は本気で驚きました。
中学や高校の頃なら、
間違いなく休んでいたタイミングだったからです。
思わず夫にも、
「聞いて!あの長男が微熱あるのに普通に仕事行ったんだけど!」
と報告したくらいです。
それくらい我が家にとっては衝撃的な出来事でした。
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今でも時々、
「あの時、学校休んで食べに行ったよな」
「あれ美味しかったよな」
そんな話になります。
理由は聞いたことがありません。
でも、私にとっても長男にとっても、あの時間は悪い思い出ではなかったんだと思っています。
あの頃の私は、
「この子は将来どうなるんだろう」
と本気で心配していました。
でも今は思います。
子どもの今の姿だけで、その子の将来はわからない。
親が心配するほど本人は深刻じゃなかったり、大人になるにつれて自然と変わっていくこともある。
ズル休みばかりしていた長男が、社会人になった今はほとんど休まずに働いています。
あの頃の私に、教えてあげたい。
大丈夫。
ちゃんと成長するよ、と。
