【パナソニック ビストロ NE-UBS10E 】15万円の高級オーブンレンジは失敗か?シャープ ヘルシオ AX-LSX3Dと比較して分かった使って分かったこと
毎日の夕食作りで「もうおかずを何品も作る気力がない」とキッチンで立ち尽くし、お惣菜や冷凍食品に頼る罪悪感に苛まれている子育て世代へ。この記事では、15万円クラスの最高峰オーブンレンジ「パナソニック ビストロ(NE-UBS10E)」を実際に購入した私が、シャープのヘルシオなど他社ハイエンド機と比較した本音のレビューをお届けします。一人暮らし時代から10年近く使ってきた古いレンジから思い切って買い替えたことで、平日の夕方の焦りとイライラを綺麗に手放すことができました。
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18時半に保育園のお迎えからダッシュで帰宅し、カバンを放り投げてすぐに始める夕食の準備。疲労がピークのなか、コンロの前に立ち、フライパンの火加減を気にしながら子どもの「お腹空いた」の泣き声に応える時間は、毎日のことながら生きた心地がしませんでした。我が家でずっと使っていたのは、学生の一人暮らしを始めたときに家電量販店で適当に買った、2万円台の古いオーブンレンジです。温めムラがひどく、解凍すると肉の端が煮えてしまうような骨董品でしたが、「まだ動くから」と騙し騙し使い続けていました。けれど、育児と仕事のマルチタスクが本格化してからは、料理にかける時間も心の余裕も完全に底を突いていたのです。レンジ1台に15万円という大金を出すのは、普通の金銭感覚からすれば正気の沙汰とは思えません。「買っただけで使いこなせなかったら」「宝の持ち腐れになって後悔したらどうしよう」と、何ヶ月もスマホの画面でクチコミを漁っては立ち止まっていました。
コンロの前に張り付く時間が消えた。パナソニックのビストロを使って分かったこと
意を決して我が家の狭いキッチンにこの漆黒の塊を迎え入れてから、夕方の戦場のような空気が一変しました。ただの加熱道具の買い替えではなく、お抱えの優秀なシェフを1人雇ったかのような、静かな感動を毎日味わっています。
・「ヒートグリル皿」のおかげで、裏返さなくても両面が同時にこんがり焼き上がること
・解凍の手間なく、冷凍のお肉や魚を凍ったまま一気に並べてボリュームのあるメインおかずが完成すること
・芯まで均一にほぐれる完璧な解凍技術で、夕飯前の「お肉カチカチ問題」がゼロになったこと
平日の夜は、下味をつけた鶏肉と余った野菜をグリル皿にドサッと並べ、ボタンを1回押すだけ。あとはビストロにすべてを任せて、私は子どもの着替えを手伝ったり、お風呂の準備をしたりしています。フライパンを振る必要がなくなったため、気持ちに余裕ができるようになりました。これまでは後ろめたさのあったお惣菜の日も、フライ温めモードを使えば揚げ物の衣がサクサクに蘇り、まるで出来立てのようなごちそうに変わります。古いレンジでパサついた冷凍ご飯を食べていたあの日々は何だったのだろうと、もっと早く買い替えなかった過去の自分を揺さぶりたい気持ちでいっぱいです。
シャープのヘルシオ AX-LSX3Dと最後まで迷った末に見つけた、決定的な他社との違い
購入を検討していたとき、水で焼く調理で絶大な人気を誇るシャープの最上位モデル「ウォーターオーブン ヘルシオ(AX-LSX3D)」と血眼になって比較しました。絶対に失敗したくない大きな買い物ですから、リアルなユーザーの泥臭い声を徹底的に掘り下げました。
確かにヘルシオの過熱水蒸気による健康効果は非常に魅力的で、最初はかなり心が傾きました。しかし、実際に毎日仕事や育児に追われながら使い倒している家庭のクチコミを深掘りしていくと、ヘルシオには「水を大量に使うため、使用後の庫内が結露でベタベタになり、毎回しっかりと拭き上げないとカビや臭いの原因になる」という、メンテナンスの盲点が見えてきました。また、水蒸気が発生するまでに時間がかかるため、平日の夜の「今すぐ1品作りたい」というスピード感には絶妙にフィットしないという声も目立ちました。ただでさえ時間がない夜に、そんな手間に付き合う心の余裕は私にはありません。
パナソニックの「ビストロ NE-UBS10E」が他と決定的に違ったのは、「高火力センサーによる圧倒的な加熱スピード」と、「使用後の手入れが、フラットな庫内をサッとひと拭きするだけで終わる潔さ」でした。アプリから新しいレシピを登録するのも非常にスマートで、献立のマンネリからも解放されました。この、働く女性の生活動線における1分1秒の短縮にどこまでも寄り添った設計において、他社製品を選ぶ理由は見つかりませんでした。
部屋にドーンと居座る存在感。購入前に覚悟すべきリアルなデメリット
どれほど毎日の食卓を豊かに変えてくれる名作であっても、実際に生活を共にしてみて分かったリアルな妥協点はあります。
・一人暮らし時代の古いレンジに比べて、本体の奥行きがかなりあり、背面や上部に放熱スペースが必要なこと
・グリル皿がそれなりにズッシリと重く、シンクで洗うときに少し場所をとること
・多機能すぎるゆえに、最初のうちは説明書を見ないとどのモードを使っていいか迷うこと
特にサイズ感の圧迫感に関しては、購入前にクチコミを見て最も身構えていた部分です。これについては、事前に設置スペースをミリ単位で測り尽くすこと、そして「レンジの周りに置いていた使っていない古いキッチン便利グッズを思い切って断捨離する」ことで、すっきりと空間に収めることができ完全に解決しました。多機能なメニューも、よく使う「お肉の解凍」や「フライ温め」をお気に入り登録しておくことで、今では一切のストレスなく使いこなせています。そんな少しの対策や割り切りさえ分かっていれば、毎日もたらされる「夕食作りの焦りからの解放」の価値に比べれば、本当に些細なことです。
15万円は出費ではなく、家族の笑顔と時間を買い戻す投資
お米を炊くわけでもない、温めるだけの家電に15万円以上をかけるなんて、自分には贅沢がすぎる言い訳をしていました。でも、毎晩ヘトヘトになりながらキッチンに立ち、心の余裕をなくして子供にトゲトゲした言葉をぶつけていたあの精神的な消耗を天秤にかけたとき、30代のリアルな金銭感覚としてこれほど費用対効果の高い投資はありません。
一人暮らしから結婚、さらに家族が増えたこの10年分の変化を労う意味でも、この優秀なテクノロジーに毎日のご飯作りを半分丸投げできる安心感は格別です。
毎日のご飯作りの憂鬱を完全に手放し、夜に子供と笑顔で食卓を囲む時間や、自分の体を労るための1時間を15万円で買い戻す。もし、毎日の夕食作りに追われ、キッチンの前でため息をついているなら、しっかり元が取れる、後悔のない買い物でした。
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