「黒ばかりの絵」に怯えた日
幼児の絵について調べると、
「黒ばかり使うのは不安の表れ」
「人物が描かれないのは対人関係の問題」
「色が少ないのは感情表現が未熟」
そんな説明を見かけることがあります。
確かに、絵にはその子の心が映ることがあります。
だからこそ、親は気になるのです。
実は私も、わが子の絵を前にしてかなり深刻に悩んだ経験があります。
保育園の遠足のあと、壁に子どもたちの絵が貼り出されていました。
青空。
すべり台。
お友だち。
お弁当。
どの絵も、いかにも「楽しかった遠足」という感じです。

その中に一枚だけ、異様に見える絵がありました。
茶色の背景。
黒、焦茶、灰色の大きな丸。
ほとんど抽象画のようでした。
「この子は、どんな気持ちでこれを描いたんだろう」
「心の中が、こんな色なの?」
それが、自分の子の絵でした。
心理学を学んだことがある分、かえって怖くなりました。
下手に問い詰めてはいけない気もする。
でも気になる。
私は一人で悩みました。
よく見ると、保育士さんが付箋を貼ってくれていました。
黒い丸 「おにぎり」
焦茶の丸「唐揚げ」
灰色の丸「石」
……石?
ここから先は
718字
/
1画像
¥ 500
Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで
応援お願いします!お役に立てれば嬉しいです☺️
