海外クラウドファンディング挑戦【番外編】 誰かのためにいいものを探し続けて20年。次は、自分がつくる番だと気づいた話。
noteで海外クラウドファンディングに挑戦する話と、Fiverrで海外企業の日本市場サポートの話を記事にしています。
私自身の現在地の整理も含めて、今日は【番外編】を書かせてください。
最後までお付き合い頂けると光栄です。
20年間、私は「選ぶ人」だった。
誰かのお店のために、誰かのブランドのために、いいものを探して、選んで、繋ぐ。それが仕事だった。
バイヤーという仕事は、自分の名前が表に出ない。
商品が売れても、「堤麻衣子が選んだから」とはならない。
それでよかった。
それが仕事だと思っていた。
フリーランスになって、海外のクライアントのサポートをするようになった。
仕事の中身は似ている。誰かのために、日本のいいものを探して、繋ぐ。
でも何かが違った。
Fiverrで初めてチップをもらった時のこと
クライアントから「ありがとう」と言われた時
シンプルに、やってよかったと思った。
その感覚が、何かを変えた。
私は、喜んでほしいんだ。
海外の人に、日本のものを届けて、喜んでほしいんだ。
20年間ずっとそう思っていたのかもしれない。
でもその時初めて、はっきり言葉になった。
だったら、自分のブランドで届けたい。
誰かのオーダーを待つんじゃなくて。
誰かの予算の中で動くんじゃなくて。
私が「これだ」と思うものを、私の名前で、世界に出したい。
20年分の経験は、重荷じゃなかった。
全部、ここに来るための燃料だった。
ブランド名を決める
ブランド名を考えた時、最初は漢字一文字を考えていた。
でも今、街を歩けば漢字一文字のブランドはたくさんある。
私がやりたいのは「日本っぽさ」を売ることじゃない。
私の思想を形にしたい。
日本には、世界がまだ知らない素材や文化がある。
日本人の目には当たり前すぎて、価値に気づいていないものが。
日本のいい素材をそのまま輸出するんじゃない。
もう一度見つけ直して、プロダクトとしてつくり直して、
世界のどこかの暮らしに、そっと馴染む形で届ける。
REFOUND。
RE+FOUND。再び、見つける。
"Ordinary to Japanese eyes. Unseen value to the rest of the world."
これが私のブランドの意味になった。
自分でもとてもしっくりきている。
そしてこの先 REFOUND で製品を作るとき、
妥協した製品を作ってしまわないよう、
自分自身への戒めもこめて。
商品を売るんじゃない。 文脈ごと、届ける。
このコンセプトをブランド名に込めました。
Kickstarterに挑戦しようとしているのも、このブランドがあるからだ。
資金ゼロのフリーランスが、なぜ海外向けクラウドファンディングをやろうとしているのか。
それはたぶん、喜んでほしい人の顔が、もうはっきり見えているから。
誰かのために選び続けた20年が、自分のためにつくる力になっていた。
