「無理をさせない子育て」と、そのはざまで悩む親
「好きなことを伸ばそう」「無理はさせない」。
そんな方針の保育園や幼稚園が増え、子ども中心の教育は当たり前になりました。
最近の保育園では、給食の時間も「みんなで一斉に」ではなく、子どもが自分のタイミングで食べ始めるスタイルを取り入れている園もあります。
活動も、好きなことを中心に選んで取り組むことを推奨する園が増え、発表会などの行事の形も、以前とはずいぶん変わってきているようです。
確かに、自己肯定感を育てることは、とても大切です。
でも一方で、こんな疑問を持つ親も増えています。
「苦手なことを避けてばかりで大丈夫?」
「我慢を知らずに育っていかない?」
この疑問は、中学校や高校に進んでから、
「壁」として現れることも少なくありません。
勉強や人間関係、部活動など、
さまざまな場面で向き合うことになります。
つまり大切なのは、
「続ける力」
「我慢する力」
「周囲と折り合う力」
です。
そして、これらはすべて、幼少期の経験が土台になります。
もちろん、無理をさせすぎる必要はありません。
大切なのは、
適度な負荷をかけることです。
こうした小さな経験が、
将来の大きな力になります。
私は現在、
幼稚園年長と小学6年生の男の子、二人を育てています。
親として、
子どもの将来の幸せを願うのは当然です。
だからこそ、
つい口うるさくなってしまいます。
「もし、お母さんたちが急に病気になったり、いなくなってしまったらどうするの?
そのときに誰かに頼るだけじゃなくて、
自分のことは自分でできるようにならなきゃいけないんだよね」
そして、子どもがつらそうなときには、
**「元気でいてくれるだけで十分」**と心から思います。
考え方は人それぞれ。
正解は、きっと一つではありません。
それでも悩みながら、
今日も私は子どもと向き合っています。
子どもを守ることと、鍛えることは、矛盾しません。
むしろ、両立が必要な時代です。
今の小さな我慢は、
十年後の子どもを支える“見えない実力”になります。
不安になりながらも、
それでも信じたい。
そんな「普通の親」のひとりとして、
これからも歩いていきたいと思っています。

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