Photo by
tetzer_jonix
短編小説『デッドライン・ポートフォリオ』第九話:戦火の島へ(Into the Fire)
12月10日 午後5時45分:死の抱擁
東シナ海、高度35,000フィート。
権田源三郎のプライベートジェット、ガルフストリームG650の機内は、不快な警告音と振動に支配されていた。優雅な革張りのシートは、いまや死刑台の椅子に等しかった。
「おい若造! あの『赤十字マーク』は効いてないのか!?」
ここから先は
2,433字
¥ 300
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?
