2026年、セキュリティを「新しい信頼」のスタンダードに。
1. 静かな年明けに思うこと
あけましておめでとうございます。ICS研究所です。
2026年の新しい年が始まりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。 お正月、家族や親戚と集まり、当たり前のように食卓に並ぶ飲み物や、届いた荷物を手に取るとき、ふと昨年のニュースを思い出した方もいらっしゃるかもしれません。
2025年、私たちはアサヒグループさんやアスクルさんのニュースを通じて、供給網が止まることの社会的な影響を目の当たりにしました。一人の消費者として感じた「不便さ」の裏側で、現場の方々がどれほどの重圧の中で復旧に奔走されていたか。その痛みと責任の重さは、想像に難くありません。
2. 「新しい信頼」の証明書としての評価制度
こうした流れを受け、今年度(2026年度)からは経済産業省の「サイバーセキュリティ評価制度」がいよいよ本格始動します。
(参照:経済産業省 2025年12月26日発表 「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度に関する制度構築方針(案)」(SCS評価制度の構築方針(案) )
「また新しい基準か」とため息をつきたくなる気持ちも分かります。しかし、私たちはこの制度を、単なる「守りのコスト」を測るものではなく、デジタル化が進んだ今の世界で、自社の誠実さを証明するための「新しい信頼のスタンダード」だと捉えています。
これまで、日本のものづくりが大切にしてきた「品質」には、精度の高さや壊れにくさが含まれていました。2026年の今、そこに「どんな攻撃を受けても、供給を止めない、揺るがせない」という確かさが加わった。セキュリティは今、製品価値そのものの一部になっていくのだと予想します。
3. 理想論だけではなく、現場の「納得感」と共に
もちろん、現場には現場の葛藤があります。最新の理論をそのまま持ち込んでも、30年動き続けている機械や設備には通用しないこともある。 だからこそ、私たちは「正解」を一方的に押し付けることはしたくありません。
大切なのは、経営層の皆さんが抱える「事業を守り抜く責任」と、現場の皆さんが抱える「ラインを止めない誇り」をどう繋ぎ、納得感のある一歩を踏み出すか。 このnoteでは、私たちがOT/製造業のセキュリティコンサルティングの現場で、お客さまと一緒に悩み、汗をかきながら見つけてきた手触り感のある知見や日常を、少しずつお裾分けしていきたいと思っています。
4. 結びに代えて:共に、「新しい信頼」を築くパートナーとして
セキュリティ対策は、けっして「守って終わり」のものではありません。 私たちが日々守っているのは、その先にあるお客さまとの繋がりや、そこで働く人たちの安心そのものです。
30年後の工場や機械にも、誇れる安全と信頼を。
そのために、2026年、 セキュリティを「やらなければならない義務」として捉える段階を越えて、日本の産業が世界で再び「選ばれる理由」となるような、新しい信頼のスタンダードを共に築いていきませんか。
このnoteでは、私たちICS研究所が現場で悩みならが前に進む中で得た知見をお伝えしていきます。
皆さんの現場では、いま、何が一番の「壁」になっていますか?
ぜひコメントや「スキ」で教えていただけると嬉しいです。一緒に、日本のものづくりの新しい一歩を、ここから始めていきましょう。
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