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チームみらいの安野さんが『消費税より社会保険料』と言っただけであんなに褒めてもらえるんだったら、社民党の福島さんももうちょっとくらい褒めてもらえてもいいんじゃないかしらん?

「消費税より社会保険料」とだけ言っている「チームみらい」がものすごく褒められているということについて


 第51回衆議院議員選挙もあっという間に終盤戦。
 本日は2月5日、投票日直前のいわゆる「3日間攻防」初日と相成りました。
 報道各社の情勢調査は軒並み「高市自民党」の圧勝を伝えておりますが、もうひとつ、選挙戦の最初から注目されているのが「チームみらいの躍進」です。

 結党から国政政党要件獲得までの史上最短記録をつくったというこの党ですが、今回、全国11ブロックすべてに候補を立てられたわけではありません。(つまり、「チームみらい」に入れたくても入れられない人が生じてしまうのです)
にも関わらず、既に複数議席の獲得が有力視され、比例代表選では、候補者不足で他党に議席がまわるのではないかと言われています。

 まあ、正直、それはそれでいいのです。
 一・選挙クラスタとして、「チームみらい」躍進の報には驚きはしましたが、一方で「そういうこともあるかもね」と思っていました。
「そうかー、やっぱ人気あるんだなー、まわりのSFファンとか、けっこう推してるもんなー」と、のんきに構えていたわけです。

 党首の安野さんが東京都知事選に出たときの「テクノロジーで誰も取り残さない東京をつくる」というスローガンには魅力を感じました。
 このときの主張を根拠に「チームみらい」に好感を抱いているリベラル層も多いのではないかと思います。
 今回もやっぱり、若さと「テクノロジーで魔法のようにこの国の問題を解決してくれるのかもしれない……」という期待が支持につながっているのかな、と思ってネットの反応を見ると、こんな声が目に入ってきました。

「チームみらいが消費税減税より社会保険料引き下げを言ってくれた。現役世代に本当に必要なものを現実的に掲げているのが素晴らしい」

 実際、公開党首討論などでも党首の安野貴博さんは「我が党は消費税減税は公約としない」ということを「売り」にしていました。
「現役世代にとっては社会保険料の引き下げこそが急務だ」との主張です。
 なるほど、なるほど。
 でも、「社会保険料の引き下げ」って、去年の参院選のときからいろんな党が言っていたよね?
 特に、「日本維新の会」とか、「それ一本」くらいでおしてなかったっけ? 結局、高齢者負担増と薬品の保険適用除外(弱者切り捨て?)だったけど……

 実際、今回の公約でもほとんどの党が公約に掲げています。

※本件についてはMBSの下記ニュースが詳しかったので共有し、適宜、引用させていただきます。

【社会保険料に関する主張】※公約&党首の第一声から作成
▽自民:中・低所得者(若者・現役世代を含む)の負担軽減
▽維新:現役世代1人あたり年間6万円引き下げ目指す
▽中道:現役世代の引き下げに取り組む
▽国民:現役世代が支払った一部を戻す
▽共産:応能負担の改革をすすめる
▽れいわ:現役世代の負担を大幅軽減
▽参政:削減 減税とあわせ国民負担率を35%に
▽ゆうこく:公約の発表なし
▽保守:外国人の健康保険・年金を別立てに
▽社民:半額にする
▽みらい:現役世代の負担軽減

 ほとんどの党が、「社会保険料の負担軽減」を公約に掲げているのです。

 なるほど。
 でも、「チームみらい」は「テクノロジーで誰も取り残さない」が結党以来の党是だから、負担軽減のためのアプローチに古い政党では思いつかないような工夫があるのかも!
 テクノロジーで解決してしまえるのかも!

 と、期待してみました。

 以下、各党のアプローチです。

▽自民:社会保障支出の伸びを抑える
▽維新:高齢者の医療費窓口負担を原則「7割引」へ OTC類似薬等の保険適用の見直し
▽中道:予防・検診強化で健康寿命を延ばす 重複検査是正・医療DXで医療費を抑制
▽国民:年齢ではなく能力に応じた負担 75歳以上の自己負担を原則2割に
▽共産:高所得者の保険料を頭打ちにする優遇策を見直し 応分の負担を求める
▽れいわ:国費を入れる
▽参政:対症医療から予防医療への転換による無駄な医療費の削減等
▽ゆうこく:公約の発表なし
▽保守:外国人の健康保険・年金を別立てに
▽社民:企業と個人の負担割合を3対1に変える
▽みらい:影響が大きい人に配慮しながら医療費の自己負担割合を一律3割とすることを目指す

「チームみらい」のアプローチは、自己負担額を3割に……
いやいや、結局、高齢者負担ってことじゃん……維新と同じじゃん……
(「日本維新の会」の「高齢者の医療費窓口負担を原則「7割引」へ」というよくわかんない書き方よりは誠実かもしれんが……)
 そしてなにより、

テクノロジー、関係ないじゃん……

つまり、こういっちゃなんだけど、「チームみらい」はこれしか言ってないんです。

「消費税より社会保険料」
他党は「消費税も、社会保険料も」だけど、「とにかく社会保険料だけやります!」と言っているだけ、なわけです。


いや、いいんです。優先順位をつけて、「これだけはしっかりやります。やりたいです!」ということ、素晴らしいと思います。

 でもね、と思うんです。
 ただそれだけでこんなに褒められてるんだったら、社民党の公約だって、もうちょっと褒められてもいいんじゃないかしらん……


社民党版「手取りが増える冬」! 社民党は、みなさんの社会保険料を半額にします!


 以下、福島みずほ党首の訴えです。


 あなたの社会保険料を半額にします!
 
 それが、社会民主党の公約です。
 非常にシンプルです。
 
 でも、それって、具体的にはどういうこと?
 どのくらい、得になるの?

 ここであらためて「そもそも社会保険料ってなに?」ということを確認しておきたいと思います。
 社会保険料は毎月の給与から天引きされている「健康保険、厚生年金、介護保険、雇用保険」のことです。
 先のMBSニュースのサンプルではこの合計が約6万円。
 毎月6万円を「社会保険料」として支払っていることになります。
 これを、半額にする。
 それが、社民党の公約です。

 社民党の公約が実現すれば、毎月6万円社会保険料を払っている方は「毎月3万円、手取りが増える」ということになります。

 皆さん、まず、ご自分の給与明細で確認してみて下さい。
 社民党の公約が実現すれば、その金額だけ、毎月、手取りが増えます。
 どうですか? 
 複雑な「○○円の壁」なんかより、ずっとシンプルで、お得な「手取りが増える政策」だと思いませんか?


企業の負担増は、悪いことばかりじゃない!

 
 でも、その3万円はどうなるの?
 半額しか払わなかったことで、後々、損しちゃうことはないの?
 そんな風に心配になるかもしれません。
 でも、そこは大丈夫。
 実は、社会保険料は、個人だけで払っているわけではありません。
 企業が半分、払っているのです。
 先ほどのサンプルの方で言えば、本当は毎月12万円、社会保険料を国に払っていることになります。
 残り6万円は、企業が負担しているということです。
 その負担を9万円にしてもらおうというのが社民党の政策です。
 でも、そうすると会社の負担が増えちゃうよね?
 それで倒産しちゃったら元も子もないんじゃ……
 その点も心配いりません。
 企業は、従業員のために払っている社会保険料を「費用」として計上できます。
 つまり、節税になるのです。
 大きな企業なら、むしろ、「どうせ払うなら税金にとられるよりは従業員に還元したい」と思うかもしれません。
 昨今、大企業では特に、働いているひとの「エンゲージメント」が重要と見なされています。
 働いている人が、その会社で働くということにどれだけ満足しているか、やりがいをもって取り組めているか、ということが、会社の評価につながるのです。
 どうですか?

 もし、あなたの会社が、あなたの社会保険料を半分払ってくれるとしたら。
 あなたの手取り、何万円も、会社が、増やしてくれたとしたら。
 働きがい、今よりずっと感じちゃいますよね?

 どうせとられる税金なら、エンゲージメント向上に使った方がいい。
 そう考える企業は、決して少なくないのではないでしょうか。


で、財源は?って、みんな聞くよね? そうだよね?


 でも、そんな企業ばかりじゃない。
 そんなに税金払うほど、もうかってないよ。
 社会保険料、これ以上負担しろって言われたら潰れちゃう。
 人、雇えなくなっちゃう。
 そんな会社、もちろん、ものすごくたくさんあると思います。
 社民党は、そうした会社に対しては、しっかりと国がフォローして負担軽減をすることを約束しています。
 と、こういうことをいうと、「財源、どうするの?」と心配されるかと思います。

 ところで。
 みなさんは、来年1月から「防衛特別所得税」なるものがはじまるって、ご存じ?


 みなさんの所得税が1%上乗せされるんです。
 ちなみに、法人税は今年の4月から、もう、増やされます。
 防衛のために。
 ちなみに、タバコも値上がりします。
 防衛のために。
 今回の選挙でも別に誰も言ってないし、なんなら、この増税を決める前の選挙でも特に誰も言ってなかったんですけどね。
 知らないうちに、増えるのよ。税金って。負担が。
 「防衛のため」っていえば、財源はね、どこかから出てくるの。
 こうやって、しれっと、税金、とられちゃうんですよ。
 どうですか?

 こうやってつくった財源、みんなの手取りがぐんと増える
 「社会保険料軽減」のために使いませんか?

 そういうことを、社民党は、言っています。


社民党のアピール下手について、ひとこと


 この社会保険料についての政策なんですが、実は、社民党は昨年の参議院議員選挙のときからずっと言っているんですよ。
 前回、日本維新の会が大々的に「社会保険料を下げます!」と言ってたたかったわけですが(なんか今回の「チームみらい」と似てますが)それは、まあ、誤解をおそれずいえば「弱者切り捨て」がベースになっていたわけです。
 「そうではない、社会保険料改革」をかなり具体的に訴えているのが社民党である、ということが、ここまでお読みいただいた方にはわかってもらえると思います。

 でも、参院選では全然争点にならなかった。
 ただ、今回は、争点になっていると思います。

 だって、ただ、「消費税より社会保険料」といっているだけの「チームみらい」があんなにも褒められているんですもの。

 「チームみらい」を推す方たちが「消費税より社会保険料」と言ってくれたことが「若者重視」だとして評価されているのであれば、制度設計的にもずっと具体的で、実現可能性もある社民党の「あなたの社会保険料を半額にします」という訴えがもっと評価されてもいいように思うのです。

 では、なぜ、評価されないのか。
 誰も、そんなことを社民党が言っているなんて知らないからです。

 ラサールさんが、いくつかの番組で「政党アピール」をされているのを拝見しました。
 今回の選挙は「戦争か平和かの二択だ」という主張。
 たいへん、熱いです。その通りだと、永年の社民党ファンであるわたくしは思います。
 でもね。
 ただ、「平和と護憲」だとさけんでいる政党だと思われてるのよ。思われてしまうのよ。

 それの何が悪い?
 何も悪くない!

 でも、そのイメージが、そのイメージが強くなりすぎることが「社民党は具体的な政策立案能力がない政党」という評価につながっているのは事実なのよ。
 だから、せめて、せっかくつくった政策くらいは、ちゃんとアピールして欲しいのよ。

 この「社会保険料を半額にします」という政策は、福島みずほさんしか、ほとんど話していないんですよ。 
 もったいなくないですか?
「もっと手取りを増やす」とただ唱えているだけの政党よりも、社民党のこの政策はずっと現実的で、お手軽に毎月何万円も手取りを増やせる政策だと思うんですよ。

 これ、もっと、アピールしたらいいんじゃないですか?

 でも、具体的な政策なんか話しても、「どうせ小さな政党だからできないだろっていわれて聞いてもらえないんじゃ……」という人もいます。

 あまい、あますぎる!
 「チームみらい」、衆議院議員、ゼロですよ。
 参議院議員、1人ですよ。
 結党して間もないんですよ。
 でも「消費税より社会保険料」っていうだけで、みんな話を聞いてくれてるんです。

 社民党、何年、国政政党やってんのよ?
 80年よ?
 自信をもってよ。
 すごくいいこと言ってるよ!
 ちゃんと、素晴らしい政策つくってる。
 「げんきに福祉」(by土井たか子)は伊達じゃない!!
 それを、ちゃんとアピールしようよ。

 
 

 さて、みなさん。
 今回の社民党、最高にイケてる政策は
 「あなたの社会保険料を半額にします」
 です。
 どの党にも負けない、あなたの手取りを確実に毎月何万円も増やしてくれる政策です!
 「消費税より社会保険料」といっているから、それだけで、「チームみらい」を応援したいと思っているそこのあなた。
 それよりいいやつ、ここにあります。
 社民党という選択肢が。

 

社民党がいます。



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