デジタルの霊魂、原風景
ビルの窓辺、枕に肘をつき、街をながめ降ろす。あかりに満ちた光景。魔法の時間。ポケットに文豪の文庫
都市部のなかにある人気のない場所へと向かう。照明の渦のなかを人混みとともに歩く
たどりついた。見上げれば、あかりにあかるい夜空を背に立ち並ぶ、いくつもの高層ビル
降りそそがれる斜めの力にめまいを起こす。仰ぐ顔を地上に落とせば、墓石がひしめいている
都市部の墓地にして、不可思議なほど自然の空気がわたっている。そんな景色を見渡せばヴィジョン発動
墓石立ち並ぶ メルヘンメイズ 季節はずれのドラゴンフライ 追憶のパンツァードラグーンツヴァイ 幻獣が羽ばたく 墓場の葉が舞う 浮遊するウィルオウィスプの青と赤 携帯したアンリ・ベールの赤と黒 何度読了しても感想 何だかドラクエみたいな内容
内面化したゲーム、外面にさえ幻獣
都市部の伝承、森羅万象の現象
えもいわれぬ映像、千のゲームタイトル
幼年の消えぬ恍惚、その経験による
デジタルの霊魂、つまりは原風景より
墓地から踵をかえす。ソーサラーたる己、ビル群のねぐらにもどる
いいなと思ったら応援しよう!
記事をお読みいただき、心よりありがとうございます。いただいたチップは、用紙、インク、メカニカルペンシル、消しゴムなど、すべて作品を書くために使わせていただきます(創作にあたっては手書きも取り入れております)。この先の活動も見守っていただけましたら幸いです。