広報まんのうに見る 子ども情報の発信
今回は「広報まんのう」令和8年5月号に、
子ども・子育ての情報が、どのように掲載されているかを、調べてみました。
同じ仲多度郡の、
◯琴平町「広報ことひら」 子ども課あり
◯多度津町「広報たどつ」 子ども係あり
と、比較してみました。
民生委員・児童委員の日
5月12日は「民生委員・児童委員の日」だそうで、
3町ともに、記事を載せていました。



AI (NotebookLM) によると、
① 「主任児童委員」に関する記述の有無
琴平町・多度津町
主任児童委員という役割について、詳しく説明しています。
多度津町では「子どもや子育てに関する支援を専門に担当する」と明記し、琴平町でも「児童に関することを専門に担当し(中略)子育ての支援や児童健全育成活動に取り組んでいる」と役割を明確化しています。
まんのう町
定数の内訳に、主任児童委員の名称は出てくるものの、その具体的な役割や専門性についての説明文がありません。
② 相談事例における「子ども」の優先順位
琴平町
記述なし
多度津町
1番目に高齢者、2番目に「赤ちゃんのことで、身近なアドバイザーがほしい」と、子育て世代への訴求を優先しています。
まんのう町
1番目に高齢者、2番目に福祉サービス、3番目に生活費や医療費が続き、「子どものこと」は4番目となっています。
こういうところにも、子ども課(係)の有無により、
意識に差が出ているように、感じます。
図書館
琴平町には、図書館がないので、
多度津町との比較になります。


多度津町は、おはなし会が2回あります。
まんのう町は、おはなし会(大人向けを除く)が
4回あります。
毎週土曜のふれあいチャンネル(オフトーク)の
おはなしの時間や、
子ども読書週間イベントの情報もあります。
図書館は、活動・広報ともに、
とても充実していると思います。
子育て情報
子ども課あり、子ども係あり、どちらもなし、
の違いが、最も顕著に表れています。




AI (NotebookLM) によると、
① 情報量とアクセシビリティの比較
琴平町:圧倒的な情報量と専用コーナーの確保
琴平町は「子育て情報」として、独立した誌面構成をとっています。
子育て支援センターひまわりの、詳細な1か月カレンダーを掲載しています。
相談窓口(面談・電話・訪問)の案内や、年齢別の広報(ピヨピヨ広場、とっと相談)、予防接種の案内、母子愛育会の活動報告まで、多岐にわたる情報を、1.5ページにわたり網羅しています。
多度津町:網羅的だが、探し出す必要がある構成
多度津町は「5月の行事予定」という全世代向けのリストに、子どもの行事を組み込んでいます。
掲載項目は、ことばの相談、乳児健診、のびのび広場、3歳児健診、2歳6か月児健康相談、こども相談、離乳食講習会など、種類が豊富です。
しかし、一般の健康教室や会議の予定と混在しているため、必要な情報を見つけ出すには、リスト全体を精査する必要があります。
まんのう町:限定的な保健情報のみ
まんのう町は「5月くらしのカレンダー」の「保健だより」コーナーに、3歳児健診、乳幼児健診の2点のみを掲載しています。
これは他の2町と比較して極めて限定的で、子育て支援という側面よりも、保健という側面に特化した情報発信となっています。
② 組織体制と広報内容の相関
課がある 琴平町
組織として独立しているため、単なる健診の告知に留まらず、子育て支援センターの運営や愛育会の紹介など、ソフト面の支援情報が充実しています。
係がある 多度津町
専門の担当がいることで、ことばの相談やのびのび広場など、多様なプログラムが実施され、それが広報の行事予定にも反映されています。
ただし、独立した「課」ではないためか、専用スペースの確保には至っていません。
どちらもない まんのう町
子ども情報が「健康増進課」の管轄となっているため、広報内容も「健診」という、母子保健業務の範囲内に収まっています。
子育て支援に関する独自のイベントや、相談窓口の情報が、ここからは見えにくい状況にあります。
もちろん、まんのう町にも、子育て支援センター、各種相談、母子愛育会がありますが、
広報まんのうには、それらが載っていません。
載ってないものは「ない」と思われてしまいます。
その他
琴平町は「こども家庭センター」からの、
多度津町は「子育て世代包括支援センター」
からの、お知らせがありました。
まんのう町は、食育だよりがありました。
もちろん、まんのう町にも、
子育て世代包括支援センターはあります。



健康カレンダー
まんのう町では、毎年、広報4月号とともに、
健康増進課発行の「健康カレンダー」が
配布されます。
そちらには、情報がまとめられています。


惜しむらくは、縦割り行政の弊害で、
福祉保険課の「子ども家庭総合支援拠点」や
学校教育課の「子育て支援センター キラキラ」
社会福祉協議会の「つどいのひろば ひまわり」
などが、載っていません。
何が問題なのか
他にも「まんのう町子育て情報BOOK」や、
子育てアプリなどで、子育て情報は
子育て家庭に、届けられているとは思います。
しかし、広報に情報が載らないことで、
まんのう町の子どもの存在が透明化されます。
単純接触効果は、バカにできません。
この町には子どもたちがいるんだな、
みんなで見守り、育てていきたいな、という
子育て応援の空気が醸成されません。
当事者以外にも、何となく情報が届いている、
その環境は、非常に大事です。
子ども課は、子ども向け情報発信を、
戦略的に統括する主体です。
やはり子ども課は、早急に必要だと考えます。
